大口通商店街の夏の風物詩「納涼夜店」が8月26日(土)、27日(日)、4年ぶりに復活する。時間は午後4時から8時まで。主催する大口通商店街協同組合(北出貴祥理事長)によると、今回は出店を商店街加盟店と近隣町内会に限定し、規模を縮小して開催するという。
伝統絶やさずに
納涼夜店は、全長380mに及ぶ商店街のアーケードの下に約50店の夜店が連なり3万人が来場する一大イベント。1970年頃から続けてきたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、3年間中止を余儀なくされた。今回の開催もコロナの影響がまだ続くなか、開催に踏み切るか同商店街で議論を重ねた。北出理事長は「今年、実施しないと来年以降も開催できないのではないかと危機感を感じた。規模を縮小しても、50年続く歴史あるイベントを復活させることで次世代に繋げていきたい」と開催への思いを話す。
大学生と運営
今回のイベントでは、新たな取り組みも。当日の準備から片付けまでを横浜商科大学の28人の学生が運営メンバーとして参加し、商店主などと一緒にイベントを盛り上げる。当日の飾りつけは例年通り行われ、同商店街の加盟店と大口七島地区連合町内会が出店。おでんやかき氷、生ビールなどの飲食やパターゴルフや輪投げなどのゲームも楽しめる。店舗の間隔をあけながら、飲食ブースを設けるなど感染対策も実施しながら行う。北出理事長は「規模は縮小となりますが原点に立ち戻り、伝統あるイベントを継続できれば。安全に皆さんが楽しめるイベントにしたい」と話す。