地域の魅力再発見!大学生の視点で湘南エリアの観光リーフレットを作成
神奈川県湘南地域県政総合センター×東海大学・産業能率大学
神奈川県湘南地域県政総合センターと東海大学の3、4年生・産業能率大学の4年生が連携して、「フルーツ」と「商店街」の2つのテーマで湘南エリアの魅力を発信する観光リーフレットを作成しています。
今回は湘南エリアでブランド育成または特産品として生産・販売されている5つの「フルーツ」を、学生のみなさんが取材・調査しているところを紹介します。
【目次】
①石井果樹園「ぶどう」<伊勢原市>
②秦野いとう農園「ブルーベリー」<秦野市>
③大磯柑橘選果場「みかん」<大磯町>
④「なし」<寒川町>
⑤「オリーブ」<二宮町>
①石井果樹園「ぶどう」<伊勢原市>
調査に行ったメンバー:産業能率大学 渡邉俊介さん、綿貫光希さん、菊池郁登さん、北澤心さん
取材対象者:石井果樹園 石井毅さん
かながわブランドに認定「伊勢原ぶどう」
生産者の石井さんに「ぶどうを生産する上で苦労している点」や「他のぶどう園とはどのような差別化を図っているのか」、「おいしいぶどうを作るコツ」など、事前に考えてきた質問をすると、ひとつひとつの答えを懸命にメモを取る学生たち。取材後には、もぎたての「シャインマスカット」と「ピオーネ」を試食させてもらうと、「今まで食べたぶどうの中で一番おいしかった」と満面の笑みで食レポする姿が見られました。
取材を終え、「石井さんが今の自分と同じ年から果樹栽培を始めたと聞いて驚きました」や「30年間同じ仕事を続けてきたことがすごい」と終始関心しっぱなし。石井さんが伊勢原と農業の未来について語ると、真剣に耳を傾ける学生たちなのでした。
②秦野いとう農園「ブルーベリー」<秦野市>
調査に行ったメンバー:産業能率大学 北見陽香さん、森下芽依さん
取材対象者:秦野いとう農園 伊藤隆弘さん
秦野市認定優良農産物 JAはだのブルーベリー研究会の「ブルーベリー」
東京や横浜からもお客さんがやって来るという観光農園の秦野いとう農園へ「ブルーベリーの摘み取り体験」にやって来た北見さんと森下さん。まず、農園の伊藤さんからブルーベリーの種類や摘み取り方の説明を受け、体験スタート!いとう農園では約20種のブルーベリーを栽培しており、時季によって収穫できるブルーベリーの種類が異なるそう。
北見さんは、比較的大きめで甘く生産性も高く品質の優れたブルーベリー「ティフブルー」がお気に入り。森下さんも「永遠に食べられそう…」と好みのブルーベリーを見つけた様子でした。
同園のブルーベリーは、ジャムなどに加工して販売もされています。伊藤さんによると、ジャムは酸味のあるブルーベリーで作った方がおいしくなるそうです。
③大磯柑橘選果場「みかん」<大磯町>
調査に行ったメンバー:産業能率大学 一原和矢さん、石黒友毅さん
取材対象者:JA大磯柑橘選果場 ハウスみかん組合 組合長・小林範治さん
かながわブランドに認定「湘南の輝き」
大磯柑橘選果場にて、組合長の小林さんにインタビュー。「湘南の輝き」の販路や加工品の有無など、ハウスみかん「湘南の輝き」についての質問を投げかけました。
植物性のワックスでピカピカになったハウスみかんはとても美しく、贈答用に箱詰めされてキラキラしており、まさに「湘南の輝き」という名にふさわしいみかんでした。
インタビュー後、農家さんのハウス栽培みかんを実際に見せて頂いた一原さんと石黒さん。ハウス内は収穫作業中で、「味見に」ともぎたてのハウスみかんを頂くと、その場で皮を剥き「めちゃ甘い、おいしい!」と感想を話していました。
箱詰め作業も見学させてもらった2人。箱に並んだ美しい湘南の輝きを見て「おぉ~」と歓声を上げていました。
加工品も取材対象としていましたが、実際には、高級品で希少な果実であるため加工品として販売されているものはないそうです。
④「なし」<寒川町>
調査に行ったメンバー:東海大学 田中健登さん、田中晴太郎さん、関本隆太さん、高塚羅羽さん、呉明穎さん
取材対象者:湘南梨の生産者 福岡眞さん
かながわブランドに認定「湘南梨」
湘南梨の歴史や生産方法、販路、ターゲット層などについてお話を伺いました。福岡さんが生産している梨の種類は7種類もあり、その時季によってさまざまな品種を食すことができるそうです。インタビュー時、4種類の梨を用意いただき、食べ比べさせてもらうと、甘さやみずみずしさがそれぞれ違うのに驚いた様子の学生たち。「どれもとても美味しく、取材時の猛暑を一瞬忘れさせてくれた」と本音も。
その後、自宅近くの農園に案内いただくと、「1つ1つ丁寧に袋に包まれている梨を目の当たりにして、生産への強い思いを感じるとともに、その風景に癒されました」と感想を話す学生たちでした。
「寒川の湘南梨」は、農家さんそれぞれの直売所での販売が主となっているそうです。
⑤「オリーブ」<二宮町>
調査に行ったメンバー:東海大学 関本隆太さん、田中健登さん、羅仲如さん
取材対象者:ユニバーサル農場 濵田 治郎さん
二宮町の新たな特産品「湘南オリーブ」
湘南オリーブを栽培したきっかけや、栽培での苦労などについて濵田治郎さんにインタビューする学生たち。栽培しているオリーブの種類や特徴、加工方法について、真剣に話を聞く様子が見られました。
インタビュー後は、一粒一粒丁寧に手摘みする収穫の様子を見学。
自然豊かな里山の風景に学生たちは、子どもの時に行っていた両親の故郷を思い浮かべ、思いを馳せたり、オリーブ畑越しに見える海や富士山の様子に「おー!!すごい!」と感動していました。
リーフレットは2024年3月ごろに完成予定です。完成時にまた、レアリアでご紹介します。
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