山北町は10月15日(日)、ごみ拾い大会を開催する。今年2月の「子ども議会」に参加した川村小学校の児童からの「菓子の詰め合わせなどがもらえるごみ拾い大会を開くことで多くの町民が参加してくれて町がきれいになるのでは」との提案を受け町が実施を決めた。
子ども議会は実際の議会と同じ議場、同じ進行で自分自身の意見を述べることで、発言力や発表力、豊かな人間性を養う目的で2005年度から実施している。今年2月に開催された同議会では川村小学校の6年生(当時)6人が子ども議員として登壇。その中で「みんなで協力、ごみをへらそう!」という質問の際に、児童から「公園で遊んでいる時にごみが多く落ちていることに気づいた。たくさんのごみを集めた人には町の商品券やお菓子などの景品をプレゼントするごみ拾い大会であれば多くの人が参加してくれるのではないか」という提案があり、今回実施されることになったという。
町では以前にも、子ども議会で児童から出た「不法投棄が多い場所でのポスター掲示」という意見を受け、児童がデザインしたポスターの掲示などを行ってきた。町環境課の担当者は「子ども達自らが企画したごみ拾い大会に参加してもらいごみについて考えることで、大人になってもポイ捨てをしない人になってくれたら」と話した。
また、同校の大越泰子校長は「自分達で考えたものが形になるのはうれしいと思う。これをきっかけに自らが町を支えるという参画意識を持ってほしい」と語った。
大会は10月15日(日)午前9時〜11時。集合場所は山北町役場西側駐車場。定員は1チーム3人で10チーム。全チームに参加賞と1位から3位にメダルが授与される。参加無料。10月4日(水)締め切り。申し込み方法等の詳細は町ホームページ。