中学生チーム創設
多摩地域を中心に活動している「多摩ハンドボールクラブ」(宮嶋良考代表理事)は110名を超える熱気あふれるメンバーでにぎわっています。特に目を引くのは、28名のエネルギッシュな中学生たち。2022年に彼らの熱意を受けU15チームがスタートしました。
2008年に創設されたこのクラブは、小学生時代からハンドボールの楽しさを伝え続け、卒業生たちと共に中学生チームを結成。ハンドボールを本格的に取り組みたい中学生が集う理想の場所となっています。専門的な技術指導には日本スポーツ協会公認ハンドボールコーチが5名在籍し、選手一人ひとりの能力を最大限に引き出しています。
山﨑裕梨コーチに聞く
そのコーチのひとりは、かつて日本リーグで活躍していた山﨑裕梨コーチです。高校時代から実力を発揮し、実業団に入団後は全日本選手権大会で優勝、日本代表にも選出され世界選手権大会にも出場するなど豊富な経験と知識を持って選手たちを指導されています。
多摩ハンドボールクラブで3年ほど指導を続ける山﨑コーチは「ほめて伸ばす指導を心掛けています。私も子どもを育てるママでもあるので、子どもの気持ちを考えながら『体を動かすのが好き』『楽しい』の延長線にあってほしいなという気持ちで指導しています」と語り、3人の子どもを育てながら、指導に励んでいます。
運動神経を養い、それがフェイントなどハンドボールの動きにつながってくるという指導を続けています。山﨑コーチは「投げる、跳ぶ、走るという3大運動能力を最大限に発揮できるところ、試合では相手とのかけひきが楽しめる」とハンドボールの魅力を教えてくれました。
宮嶋代表は、クラブの選手たちが力強く、しなやかに成長することを心から願っています。「一人ひとりがアイデアを出して、みんなで協力しながら頑張ることが大切。勝利を目指すことはもちろん、それと同時に人としても成長すること。この二つを手に入れる‟ダブルゴール”を目指してほしい」との思いで、選手たちのサポートに全力を尽くしています。
現役の中学生選手は
小学6年からハンドボールを始め、現在中学2年生の女子選手は多摩ハンドボールクラブについて「男女上下の関係がなく仲が良い。コーチは必要な時には厳しいけれど、自分たちがチャレンジしたことに気付いてほめてくれるなどサポートが心強い」と多摩ハンドの魅力を語ります。
東京都中学校体育大会に出場
中学生チームができてさっそく、2023年からクラブチームも参加できるようになった東京都中学校体育大会に出場しました。男女ともに3回戦まで進出し話題となりました。中学校にハンドボール部がない選手や、ハンドボールを本格的に取り組みたい選手にとっても、多摩ハンドは理想の場所となっています。
試合で戦うため、仲間との絆を深めます
地域スポーツの未来を担う多摩ハンドボールクラブ
人口減少が進む現代社会において、多摩ハンドボールクラブは地域スポーツとコミュニティの活性化に力を入れています。このクラブは、地域の人々の未来を健康で楽しいものにできるようミッションを掲げ、地域に密着した活動を展開しています。
U15カテゴリの競技面では、東京都ベスト4入りを目標に掲げ、クラブ関係者によると「選手たちの技術向上と精神的成長をサポートし、彼らと共にクラブも成長していくことが目標です」とのこと。地域社会と深く結びついたクラブとして、子どもたちの成長を後押しし、スポーツを通じての豊かな人生の実現を目指しています。
メンバー募集中
多摩ハンドボールクラブでは、園児から小学生・中学生までの新メンバーを募集しています。申込みや問合せは多摩ハンドボールクラブのホームページまたはメールでご連絡ください。※下段問合せ欄参照