【小田原梅まつり】富士山を望む曽我梅林!2024年の開花は早い傾向〈2月3日(土)~29日(木)〉

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【小田原梅まつり】富士山を望む曽我梅林!2024年の開花は早い傾向〈2月3日(土)~29日(木)〉

 曽我別所梅まつり観光協会と(一社)小田原市観光協会が主催する第54回小田原梅まつりが2月3日(土)から29日(木)まで開催される。今年も会場は富士山や箱根を背景に咲き誇る約3万5000本の梅が楽しめる曽我梅林と、天守閣や銅門、常盤木橋を背景に約250本の梅が咲く小田原城址公園。

小田原市の梅は、関東3大梅林にも数えられる曽我梅林を中心に栽培され、神奈川県下で最も多い生産量を誇っている。小田原の梅の歴史は古く、北条氏が統治していた以前から栽培されていた。戦国時代には兵糧用にするため、城下に梅の木が多く植えられたという。箱根越えの宿場町として栄えた際には、旅人の必需品として梅干しが重宝された。長年多くの梅製品が生産され、江戸時代には『東海道中膝栗毛』などに梅漬が小田原の名産品として登場している。

曽我別所梅まつり観光協会の川久保和美さんによると、曽我梅林では、特産の十郎をはじめ、白加賀、南高、杉田、枝垂れ梅など、数多くの品種を栽培しているため、長い期間にわたって梅の花を楽しむことができるという。今年の開花については早い傾向にあり、開園式には会場付近の十郎が5分咲き以上の見込み。川久保さんは「コロナ下の窮屈な生活から開放されつつある中で、広い土地の別所梅林でゆったりと梅を見てほしい」と呼び掛けている。

自転車貸出も

まつり期間中の土、日、祝日は、梅の里センター(曽我別所807の17)で普通自転車(1日500円)や電動アシスト付き自転車(1日1000円)の貸出を行っている。観梅以外に曽我地区の史跡巡りなどにも利用できる。予約受付は午前9時から午後4時。自転車貸出の受付・問い合わせは、NPO法人小田原ガイド協会【電話】0465・22・8800。

梅まつり期間中、曽我地域でイベント満載

梅まつり期間中、曽我梅林で行われる寿獅子舞や、祭囃子などの催し以外にも曽我地域全域でイベントが開催される。

しもそが五郎十郎市

しもそが五郎十郎朝市会が2月18日(日)、梅の里センター特設会場で「しもそが五郎十郎市」を開催する。午前10時から午後4時。雨天決行。

日本三大仇討ちの一つ「曽我兄弟の仇討ち」に登場する兄・十郎祐成、弟・五郎時致の「曽我兄弟」から命名された同イベント。今年も地元商店が梅やミカン、野菜などの地場産品や加工品、土産品などを販売するほか、地元朝市会とキッチンカーによるグルメ企画も行われる。

過去のイベント風景

ゲストステージでは、あべたけしさんがものまねライブを午前11時から開催。ベンジャミンさんによるバルーンパフォーマンスも随時開催される。問い合わせは石塚さん【電話】080・1293・4917。

遺跡巡り

曽我兄弟遺跡保存会(久保寺公雄会長)主催の「遺跡巡り」が2月17日(土)、24日(土)に開催される。午前10時と午後1時から各日2回の計4回。雨天の場合翌日に実施。

小田原梅まつり総合案内所を出発し、満江御前の墓や見送り稲荷など曽我兄弟にゆかりのある場所を巡る。参加無料で定員15人先着。申し込み・問い合わせは久保寺会長【電話】090・7633・0773。

写真展

小田原市上曽我在住の 柏木茂高さんが梅まつり期間中の土日を中心にふるさとフォトギャラリー「柏真館」で写真展を開催する。

展示されている写真やパネル

写真が趣味の柏木さんがこれまで撮影した曽我の風景や祭りの写真や、小田原の梅の説明が書かれたパネルの展示を行う。柏木さんは「一足早い春をお楽しみください」と話している。写真展の開催日や問い合わせは柏木さん【電話】090・8117・8719。

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住所

神奈川県小田原市曽我梅林

問い合わせ

曽我別所梅まつり観光協会 総合案内所

小田原市観光協会
(梅の開花状況発信中)

電話

0465-42-1965

0465-42-1965

(梅まつり期間中の問い合わせ)

公開日:2024-02-02

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