秦野駅を出発し、浅間山(せんげんやま)、権現山(ごんげんやま)と登り、最終地点である弘法山(こうぼうやま)を目指すコース。ハイカーに根強い人気の低山です。
なお、弘法山公園とは浅間山、権現山、弘法山周辺一帯のことを言います。中でも弘法山は、弘法大師が山頂で修行したと言い伝えられています。
展望台のある権現山を楽しんだら目指すは弘法山です。権現山からは徒歩約15分で弘法山に到着です。木のタイル道は整備が行き届いて歩きやすく、アップダウンも少ないので子どもの足でも大丈夫です。
なお、途中から平坦な道が続く「馬場道」と呼ばれる砂利道へと変わります。桜の時期はトンネルになります。道幅も広く、ゆったりのんびりと歩けます。
ベンチやピクニックテーブルも豊富にあり、休憩には困らない環境です。
馬場道の途中にはログハウス風の建物が目印のトイレがあります。室内きれいです。浅間山や権現山はじめ、秦野のハイキング山中にあるトイレはいずれも清潔感があるので安心です。男女別です。
馬場道をほどなく歩くと、弘法山入り口が現れます。なお、ドライブの方は山麓にある「めんようの里」ルートで上がってくると、無料駐車場が利用できます。
その弘法山入り口からは、少し傾斜のある山道が続きます。途中、後ろを振り返ると富士山が見えるスポットがあります。弘法山山頂まであともう一息という所にはトイレもあります。
大昔にタイムスリップした気分になれる憩いの場
ついに弘法山山頂に到着すると、まずは大きな鐘楼がお出迎えです。見晴らしの良いピクニックテーブルではお弁当タイムに活躍。
弘法山にはこの鐘楼のほか井戸、釈迦堂があります。決して広くはないのですが、見所が凝縮されている弘法山山頂。昔にタイムスリップしたような気分にさせてくれる風景が待ち受けます。
まずは、釈迦堂にお参りする人も多い弘法山山頂。現代では貴重な井戸「乳の井戸」も。実際に漕ぐことができるので子どもも喜びます。弘法山では昔ながらの風景とともに、穏やかな気持ちで休憩できそうです。