御殿場線沿線の桜並木の見ごろに合わせた「やまきた桜まつり」(3月25日(月)〜4月8日(月)、山北鉄道公園周辺)。まつりに向け、関係機関では着々と準備が進んでいる。
約60年前に線路沿いにソメイヨシノが植樹されその後、商工会青年部が第1回の桜まつりを開催今年で51回目となる。線路沿いにある約120本の桜が作るトンネルを電車が駆け抜けるロケーションが人気で、期間中は町内外から多数の人が訪れる。
3月31日(日)には地元の山北高校ダンス部らも出演するパフォーマンスステージや保存されているD52の運行が企画されている。また、4月6日(土)には町内外のチームが山北駅周辺で演舞する「ソーラン山北よさこいフェスティバル」もあり、桜を中心に山北の魅力を堪能できるイベントとなっている。
今年の桜について、関係者らに話を聞くと「全国的に開花が早まる予報があるが、お隣の静岡県では遅くなる予報。いずれにしても、期間中に楽しんでもらえるはず」と話す。遡ればコロナがあり、直近では昨年のイベント日が荒天で、中止になったプログラムもあった。町職員は「今年こそは山北の一大イベントを完全復活させたい」と意気込んでいる。
イベント日以外にも期間中は毎日屋台が出店されるほか、午後6時からは線路沿いを中心に公園周辺の桜が鮮やかにライトアップされる。町職員は「電車と桜とD52を同時に楽しむことができる場所。たくさんの人に訪れてほしい」と話す。