柏陽高校美術部が原画を手掛ける
栄区の柏陽高校美術部が原画を手掛けたフラッグが3月26日から、本郷台駅前の街灯に設置されている。同校美術部と栄区役所による取り組みで「ガーデンネックレス横浜2024春」、「GREEN×EXPO2027」のPRが目的だ。
柏陽高(野沢重和校長)の美術部が作成したのは、幅30cm、縦90cmのフラッグ18枚。栄区役所からの打診で市のガーデニング促進の取り組みである「ガーデンネックレス横浜2024春」と2027年に旧上瀬谷通信施設で行われる「GREEN×EXPO2027(2027年国際園芸博覧会)」のPRを目的として行われた。
区役所と同校美術部は過去2年間、いたち川沿いの桜のライトアップの際にチョークアートを制作する取り組みを行った。しかし、今年度はいたち川沿いの桜が減少。連携はそのままに内容を切り替えた。
生徒たちは花をテーマに想像を膨らませ原画を作成。菊やチューリップなどを作品の中に取り入れた。また、フラッグに印刷した際に目立つような配色を意識しながら原画を描いたという。
フラッグは「本郷台駅」の駅前広場にある街灯で6月頃まで見ることができる。
「大勢が見ること意識」
顧問の裏辻悠真教諭によると「生徒たちが他人に見せることを意識して描くことは少ない」という。しかし、今回フラッグが設置された本郷台駅は一日に数万人が利用しており、生徒にとって自分の作品が多くの人の目に触れる貴重な機会となった。部長の石井伶佳さん(高3)は「一生懸命描いた。その気持ちが見る人に伝わるといい」と話してる。