- 平塚駅西口から徒歩5分ほどにある、「くまのこ保育園」が新しい園舎に生まれかわりました。
2024年3月15日に新園舎(増改築)の落成式が行なわれ、完成を祝いました。
同園は創業90年を超える有限会社衛生堂薬局の代表でもある加川秀男さんが「地域に役立つ仕事をしたい。未来の日本を担う子どもたちが安心して遊んで学べる施設を提供しよう」と2010年に開園しました。
受け入れ定員が増え、現在53人の園児を預かる同園。ボランティアで読み聞かせや、ネイティブ講師の英語のレッスン。職員に向けては消防車からの救急救命講習など外部の協力もあり、風通しの良い環境となっており、活気に溢れた新園舎に潜入取材してきました。
ワクワクの宝箱のような新園舎
緑豊かな錦町公園、子ども達の大好きな電車が目の前にあり、今年度から設置しましたネット遊具など子ども達のワクワクが宝箱のようにたくさん詰まった保育園。まず迎えてくれたのは、明るく広々としたエントランス。壁には子どもたちの誕生日を祝う掲示や花が飾られ、温かみのある雰囲気が漂います。
広々とした教室では園児らが楽しく生活しています。
新しい遊具で園児たちは大はしゃぎしていました。利用できるのは5歳以上の園児で、しっかり安全管理もされた遊具で安心して遊ぶことができます。
屋上やベランダにも広々としたスペースがあり、園舎から見える電車は園児からも人気です。
庭やすぐ隣の錦町公園では砂遊びや、かけっこなどで元気よく身体を動かします。
きれいな建物にユニークな遊具で子どもの遊び心をくすぐり、安全面も考えられた園舎で清潔で安全な環境が整えられており、耐震性にも優れ、保護者も安心して子どもを預けられると感じました。
保育理念
日本を感じ取り、明るく伸び伸びと生き、感謝する心を育もう
<基本方針>
●暦や日常生活、地域との関わりの中から日本の文化、伝統、しきたりを感じ取る
●自然に親しみ、四季の美しさを感じ取る
●ひとりひとりの気持ちを大切に考える
●いろいろな観点からの刺激により、五感を育てる
これらを掲げるくまのこ保育園では保育の中にさまざまな工夫を凝らしています。
五感を刺激する保育として以下の内容にも取り組んでるそうです。
- 外国人講師から英会話を学び、聞き分ける耳を育てる。
- よく歩き(お散歩)、よく遊び(戸外あそび)、元気な体を作る。
- 豊かな表現力、リズム感を育てる。(劇あそび、ダンス、リトミック、楽器あそびなど)
- 手、指をたくさん使う保育(脳を刺激)を取り入れ、じっくりと遊び、考える力と発想力を育てる。
- 園内で作る愛情いっぱいの給食で「食」を育てる。
特に英語教育には力を入れており外部から週1回講師のマイク先生を招いて楽しく英会話を学んでいます。
これにより、園児たちはさまざまな分野に触れ、興味や才能を広げる機会を得ています。
日常の活動
園では四季折々の行事が開催されており、2月には節分の豆まき、7月には夏まつり&バザー、12月にはクリスマス会を開き園児は大はしゃぎ。こうした季節ごとのイベントや自然と触れ合う機会を多く設けることで、子どもたちの感性を豊かにしています。
食育と健康管理
健康面にも配慮されており、栄養バランスの取れた給食が提供されています。彩り豊かな野菜たっぷりの献立で、離乳食準備食・初期食・中期食・後期食・移行食に分け、個々の発育状態に合わせた調理を行います。お米は提携している平塚の農家さんから購入し、その都度精米して使っています。また、園内の畑で育てた野菜も給食を彩ります。
地域から愛される保育園に
園長先生は「地域から愛され選ばれる保育園になりたいと心から願っていますし、子ども達が大きくなってもくまのこ保育園で、たくさんの大人に愛された喜びを忘れないでいてほしいと願いながら職員一同一つのチームとなり日々温かな保育に励んでおります。現在見学者の方も多く、皆様に園内を見て頂いて楽しさや保育者の温かな保育から生まれる子ども達のたくさんの笑顔をご覧いただけるかと思います」と話していました。
取材を通して感じたのは、くまのこ保育園が園児たち一人ひとりの個性を尊重し、その成長をしっかりとサポートしていることです。
新しい園舎の温かい雰囲気の中で、のびのびと育つ園児たちの姿がとても印象的でした。ここでの経験が園児たちの豊かな未来に繋がることを期待しています。