<上平間第二町会>Vol.13 防犯カメラで地域の安全を 玉川地区【2024年6月28日】

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<上平間第二町会>Vol.13 防犯カメラで地域の安全を 玉川地区【2024年6月28日】
街路灯に設置された防犯カメラを指す阿部部長

 多摩川や平間公園など水と緑に囲まれ、マンションや戸建てが立ち並ぶ「上平間第二町会」。約1800世帯が加入し、町会内には平間中学校や下河原小学校、平間幼稚園といった教育機関がある。今年2月、通学・通園エリアである市営バス「上平間営業所」交差点から多摩沿線道路のガス橋近くの交差点までの約600mの区間に、12台の録画機能付きの防犯カメラを設置した。

 同区間は、バス通りで大型トラックも頻繁に通行する。途中に信号はなく歩道も一部だけ。緩やかなカーブで見通しが悪いこともあり、同町会では危険視していた。齋藤清一総務部長は「信号や標識の設置を関係機関へ働きかけたが、かなわなかった」と話す。事故の抑止と、万が一事故が発生したときのためにと、防犯カメラの設置を町会内で検討。コロナ禍で行事が中止していたこともあり、その予算を使い、川崎市の補助金制度を活用して、防犯カメラ12台を設置した。

 撮影、録画された映像は、町内会館のパソコンで遠隔で確認することもできる。設置後には、町会内で発生した盗難事件の証拠として警察に映像を提供するなど、効果を発揮。阿部操防火防犯部長は「通園・通学の交通指導に役立てられるし、事故が発生した際の証拠にもなる。防災の観点でも氾濫等のチェックにもつながる」と導入の意図を説明する。

町内会館のPCで映像を確認

 今後、台数を増やし、のぼり旗などを使って防犯カメラの存在を発信していく予定だ。阿部部長は「近隣町会から問い合わせがある。設置する町会が増え、住みやすいまちになってほしい」。安全・安心なまちづくりへの取り組みは続く。

川崎市町内会・自治会ページ

住所

神奈川県川崎市中原区

公開日:2024-06-28

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