高津地区 地域の絆で高める防災力 西梶ヶ谷小で訓練【2022年11月11日号】

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高津地区 地域の絆で高める防災力 西梶ヶ谷小で訓練【2022年11月11日号】
倒壊した建物から救出訓練

 高津地区防災訓練が11月5日に西梶ヶ谷小で行われ、区内の消防署、消防団、警察署など約20の団体や企業、また59の町内会や自治体などから延べ600人が参加した。

 防災意識の向上を図ることや、参加した団体、企業、各会の連携協力、防災体制の強化が目的。

 仮設トイレの設営、災害時連絡体験、放水体験など様々な訓練が実施された。またPRブースでは、内水氾濫の被害が懸念されている区内の事情を鑑み、上下水道局による「水害時の対策」に関する資料が示されたほか、備蓄品が並べられ、食べる、買う、備える、という「ローリングストック」も解説された。

火災現場を想定した煙体験

「関係づくり」に言及も

 阪神淡路大震災の際、救助隊によって救助されたのはわずか2%といわれており、家族や近所の住民同士の「助け合い」の重要性が叫ばれる中、鈴木哲朗区長は「普段から顔の見える関係作りが大事。それを踏まえた訓練でもある」と語った。

 また高津消防署の熊谷智子署長は、区長の話を引用しながら「災害はいつ起こるか分からない。皆さんの力を合わせれば、安心安全な高津に繋がる」などと語り、この日訓練に参加した人へ感謝の想いも伝えた。

 久地西町自治会の林春樹さん(56)は「AEDの使い方や必要性を再確認。町内のAEDの場所や数を確認して、掲示板などで町民に共有していきたい」と話していた。

鈴木区長による閉会の挨拶

川崎市町内会・自治会ページ

住所

神奈川県川崎市

公開日:2022-11-11

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