文化芸術をより身近に。川崎ゆかりの美術家や歴史を深堀する展覧会を見に行こう!〈川崎市市制100周年〉

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文化芸術をより身近に。川崎ゆかりの美術家や歴史を深堀する展覧会を見に行こう!〈川崎市市制100周年〉
「南武鉄道図絵」(部分) 川崎市市民ミュージアム所蔵

川崎市市制100周年を迎え今年度は、文化や芸術をより身近に感じてもらおうと、さまざまな企画展や催しが開催されます。世界で活躍する川崎ゆかりのアーティストによる展覧会や、写真や資料を通して川崎の100年の歴史を紹介する企画展など、この機会に足を運んでみてはいかがですか。

注目の展覧会はこちら

  • 曽谷朝絵 Colorings
  • 爆誕!! かわさき100年物語
  • 路地の記憶 ヒップホップ的なるものの社会史

色と光で繋がる

川崎ゆかりのアーティスト・曽谷朝絵さんによる展覧会「曽谷朝絵 Colorings」では、鮮やかな色彩により森の中でざわめく草花や木々を連想させる絵画などは見る人の心を惹きつけます。

曽谷さんは、横浜文化賞文化・芸術奨励賞・神奈川文化未来賞など多くの賞を受賞しており、ニューヨークや西安(中国)でも展覧会やパブリックアートを製作している美術家。会場では水彩画をアニメーションにして空間に投影する映像インスタレーションや、油彩画、アクリル画などの作品も並びます。

期間中に開かれるワークショップ「もりのいろ」は、曽谷さんの植物線画のシールに、来場者が自由に色を塗り、会場に設置した壁に貼り付けるイベントです。参加者それぞれの色が重なり合い大きな森が生まれる参加型のインスタレーション作品として展示されます。ワークショップは子どもから大人まで、楽しめるはず!

《Night Garden》2023(左)/《Windy forest》2024(右)

「曽谷朝絵 Colorings」

期間 8月3日(土)~8月16日(金)まで
会場 アートガーデンかわさき(川崎市川崎区駅前本町12-1タワー・リバーク3F)
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)※8月12日(月・祝)は休館

爆誕!! かわさき100年物語

川崎市市制100周年を記念した「爆誕!! かわさき100年物語」は、川崎の発展を支え、川崎市を南北に走る「南武線」を通して、川崎の歴史を紹介します。

川崎駅付近や臨海地域などの南部地域と、多摩区などの北部地域を結ぶ唯一の交通機関である「南武線」は、川崎のシンボルといっても過言ではありません。記念展では、川崎や南武線の沿線地域がどのように発展してきたのか、写真や資料を展示しながら川崎の歴史を掘り下げます。

向河原駅風景写真 川崎市市民ミュージアム所蔵

「爆誕!! かわさき100年物語」

期間 10月11日(金)~2025年12月13日(金)
会場 東海道かわさき宿交流館(川崎市川崎区本町1-8-4)
期間 11月30日(土)~2月24日(月・祝)
会場 川崎市大山街道ふるさと館(川崎市高津区溝口3-13-3)

「路地(ストリート)」に焦点、オンライン展覧会

JR武蔵溝ノ口駅前は、世界トップクラスのダンサーの練習場となっていてブレイキンの聖地として知られています。川崎市がブレイキンをはじめ若者文化を応援しようと、近現代日本における「路地(ストリート)」に焦点を当てたオンライン展覧会「路地の記憶 ヒップホップ的なるものの社会史」が開かれています。

世界的な文化となったストリートカルチャーですが、展覧会では戦前や戦後の日本の文化から、米国でのヒップホップ文化の誕生、そして現在の川崎のストリートカルチャーの一端までを紹介しています。

昭和36年頃の武蔵溝ノ口駅前 川崎市市民ミュージアム所蔵

「路地の記憶 ヒップホップ的なるものの社会史」

期間 2025年3月31日(月)15:00まで
展覧会ページ https://www.kawasaki-museum.jp/thirdarea/roji2407/

「川崎をもっと好きに」

企画展などの催しを主催している市民ミュージアムの担当者は、「100周年をきっかけに、文化芸術をより身近に感じてもらえるように」と話しています。今年度は、最新のアート作品から、川崎の歴史を深堀する展覧会、さらには、若者に人気のストリートカルチャーまで、盛りだくさんの企画を用意しています。「見て、知って、体験して、川崎がもっと好きなる催しをお届けします。ぜひ遊びに来てください」と呼びかけています。

【2024年川崎市 市制100周年】まとめページへ

住所

神奈川県川崎市

公開日:2024-08-07

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