「サインワイン」って聞いたことがありますか?ミャンマーの伝統音楽で使われる楽器のことです。環状の木枠の中に調律された大小の太鼓をいくつも吊るして、叩いてメロディを奏でます。このサインワインの楽団興業に密着したドキュメンタリー『チョーミン楽団が行く!』の上映会と写真展が3月21日(水・祝)、本郷台駅近くのあーすぷらざで開催されます。
ミャンマーの村で、伝統行事に演奏されるサインワインの興業は、音楽演奏にとどまらず、踊り手や道化役者と共に繰り広げられる芸能ショーとして人々を楽しませてくれます。
『チョーミン楽団が行く!』上映会
15時から17時30分まで、5階の映像ホールでプレミア上映会と上映後のアフタートークが開催されます。
あらすじ
ミャンマーでは、昔から生活に密着していた伝統芸能がありました。しかし、近年経済発達ともに、観る機会が減ってきてしまいました。その一方で、伝統芸能は折々の伝統行事には欠かせないもので、CDなどでは代用が効かない生の音楽が今でも必要です。インフラ整備の遅れているミャンマー中部のアニャー地方の村々で行われる伝統行事に興行したサインワイン奏者のチョーミンさん率いるチョーミン楽団。楽器演奏者、踊り手、歌手、道化役者、それに観客までが一体となる伝統芸能の魅力にせまる密着ドキュメンタリーです。
当日は、上映後30分程度、製作陣による撮影裏話やミャンマーの伝統音楽の魅力についてのアフタートークもあります。普段あまり聴く機会の少ないミャンマーの伝統音楽サインワイン。ぜひスクリーンでご覧になってはいかがでしょうか。
写真展3月21(水・祝)~4月22日(土)
映画の撮影に同行した写真家の後藤修身さんと兵頭千夏さんの写真展が3月21日から4月22日まで開催されます(観覧無料)。ヤンゴンを拠点に活動している二人の写真家が、それぞれの視点で表現している写真作品約20点を展示。伝統音楽の今、そしてチョーミン楽団の軌跡を見て感じることが出来ます。
関連イベント ミャンマー音楽文化講座
プレミア上映会の前に、ミャンマー音楽文化講座も開催されます。映画の撮影と構成を担当した映像作家の石谷崇史さんを講師に、時代と共に育まれてきたミャンマーの音楽の魅力について知ることが出来ます。この講座は事前申し込みが必要です。
映画上映会と写真展、音楽文化講座と盛りだくさんのイベントで、知られざるミャンマー伝統音楽の魅力を体感してみませんか!