川崎区役所では市制100周年記念事業として、「未来につなごうかわさきそだち〜100人の笑顔の写真展〜」を企画しました。2023年に区内で開催されたイベントで撮影した写真をもとに記念パネルと動画を作成し、パネルは全国都市緑化かわさきフェアの開会式会場となるカルッツかわさきで10月19日(土)から展示されます。
2年前から企画をあたためてきたまちづくり推進部企画課の成沢課長、上原係長、野村さんに話を聞きました!
「市民参加型」のイベントに
2年前、川崎市では市制100周年に向け、各局区それぞれで記念事業を行う計画を立てていたそうです。「未来を感じられて、100周年のときに実際に足を運んでもらえるようなものにしたかったんです」と話すのは本企画の立案者・上原係長。そこで上がったアイデアが、「区民の笑顔を撮らせてもらい、写真展にする」というものでした。
“かわさきそだち”に2つの意味
企画のタイトル「かわさきそだち」は、市内で生産された農産物の総称「かわさきそだち」と、川崎で育った人を意味する「かわさきそだち」という2つの意味が込められています。成沢課長は「今後の川崎区や地産地消などサスティナブルな地域作りを考えてもらうきっかけにしてもらえれば」と思いを語ります。
緑化フェアの「緑」をイメージさせるため、撮影時には参加者にかわさきそだちのさまざまな野菜や果物を手にしてもらったそうです。撮影後はプレゼントしたようで、「みかんと大根が人気がありましたね」と3人は振り返ります。
地元の頼れる写真家が協力
撮影は昨秋に行われた区内の4つのイベントで実施。カメラマンは県立大師高校写真部と幸区のフォトスタジオ「BÉBÉ」、アシスタントには有志で集まってくれた区内の小中学生らが担当しました。子どもたちは会場整備のほか、泣いてしまう赤ちゃんをあやしたり、目線を合わせてもらうように合図を出したりと大活躍だったそうです。
「最初は呼び込みをしても人が集まらないこともありましたが、1人の方が参加されると、口コミが広がりどんどん数が増えていきました」と野村さん。最終的には赤ちゃんからお年寄りまで、約150人の笑顔の写真が集まったそうです。
集まった笑顔の写真は、縦118.9cm×横168.2cmの大きなパネルにずらりと配置されます。もう一つのパネルは市内の風景を写した写真で制作したフォトモザイクアートが展示されます。
野村さんは「今回の企画を通じて、改めて区民の皆さんの川崎への愛着心を感じることができました。企画課は区民の方と接する機会が多くはないので、とても貴重な経験になりました」と話してくれました。
【記念動画も街中で放映!】
- 記念動画はこちらから
放映スケジュール
- 9月1日(日)~10月31日(木) かわさききたテラス
- 12月16日(月)~12月27日(金) 川崎区役所2階
緑化フェア開会式後は一般公開!
企画課メンバーの熱い思いが込もった、2年越しのプロジェクトがまもなく実現されます。成沢課長は「いいものができていると思うので、たくさんの方に見てもらいたいです」と呼びかけます。
- 10月19日の緑化フェア開会式後、パネルはカルッツかわさき1階のホワイエに展示され、どなたでも自由に見ることができます。150人の笑顔を見に、ぜひ足を運んでみてください!