その疲れ、本当に猛暑のせい?
9月になってもまだまだ暑い日が続きますね。猛暑のせいで、きちんと「睡眠」や「食事」が取れず、「疲れがたまって、なかなか抜けない…」なんて、いう人も多いのではないでしょうか?
中には、「栄養ドリンクを飲めば大丈夫」「サプリメント取っているから」という人もいるかもしれませんが、その疲れ、もしかすると「栄養のバランス」が偏っていることによる、自身の体が発している重要なサインかもしれません。
9月は厚生労働省が定める「食生活改善普及運動月間」。さまざまな調査で、若い世代や働き世代を中心に、バランスの取れた食事がとりにくくなっている状況が見られるそうです。体に必要な栄養素をバランスよくとる秘訣として、主食・主菜・副菜を組み合わせて食べることが推奨されています。
主食=ごはん、パン、麺類等で炭水化物を多く含み、エネルギーのもとになります。
主菜=魚や肉、卵、大豆製品などを使ったおかずの中心となる料理で、たんぱく質や脂質を多く含みます。
副菜=野菜などを使った料理でビタミンやミネラル、食物繊維などを多く含みます。
生活習慣病予防の観点から、1日に必要な野菜量の目標は350gといわれています。横浜市の調査では、横浜市民の1日の野菜摂取量は約290gで、国が定める目標より60g少ないのが現状だそうです。
足りない分はコンビニで簡単摂取
60gの野菜というと拳(こぶし)1つ分。サラダや総菜などあと1品プラスするだけで、簡単に達成できる量なのです。これを新しい生活習慣として意識するだけで10年後、20年後の「未来の自分」が大きく変わってくるはずです。
そうはいっても、「忙しくて自炊もできないし、バランスの取れた食事なんて難しいよ…」といった声が聞こえてきそうですが、多くの働き世代にとって、強い味方になってくれるのが、実はコンビニです。
コンビニエンスストアの商品はメニューが豊富なので、主食・主菜・副菜の組み合わせを工夫することで、実はバランスよい食事を飽きることなく続けやすいのです。また、きちんと栄養素が表示されている商品が多いので、脂質や食塩相当量も確認して選ぶことができます。
都筑区がローソンとタッグ
横浜市都筑区では9月の「食生活改善普及運動月間」に合わせ、働く世代に野菜の摂取に関心を持ってもらおうと、コンビニエンスストア「ローソン」と協力して「ツヅキベジタブルチャレンジ」を実施しています。
「ツヅキベジタブルチャレンジ」では、区内20のローソンと協力して実施。主食となる商品の棚に緑のポップが、
野菜を中心に副菜となる商品の棚に赤のポップが掲示されています。
副菜に「何を選んでよいのかわからない」という人や、好きなものを選んだら「緑の棚の商品ばかりだった」という人は、意識して赤のポップのついた棚から1品加えることを習慣にしてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、ローソンでは主食と副菜が一緒にとれる新商品なども出ており、商品を上手に選ぶことで、バランスの取れた食事や目標の野菜摂取量に近づけることが出来そうです。