大学生の視点で作成した湘南エリアの観光リーフレットが完成しました!
神奈川県湘南地域県政総合センターと東海大学・産業能率大学の学生が連携して、主に子育て世代をターゲットにした観光リーフレット「子どもも大人も楽しめる 湘南ワクワク体験」が、2025年3月に完成しました。
リーフレットでは、湘南エリアの魅力を再発見できるようなアウトドア、工芸、自然・生物、産業、食、歴史・文化など様々なジャンルの16の体験コンテンツを紹介しています。両大学の学生が各コンテンツを実際に体験・取材して見つけた魅力や、子育て世代へのワンポイントアドバイスも掲載しています。
※以下画像クリックして拡大表示できます。
取材を担当した学生は「体験は楽しい中に学びがありました」や「物作りの体験は、作ったものを見るとそのときの体験が思い出され、親子で思い出が共有できると思います」、 「リーフレットでは16カ所紹介しているので、1カ所と言わず、何カ所かに足を運んでもらえたらうれしいです」などと呼びかけています。
学生の体験レポートはコチラ
リーフレットで再発見「近所にこんな体験あったんだ!」木下さん親子が「湘南七宝燒」の絵付けを体験!
今回体験してくれたのは、茅ヶ崎市在住の木下さん親子。娘のひまりさんは小学校2年生で、「おしゃれ大好き女子!」ということで、2人仲良くペンダントの絵付け体験をしてもらいました。

中嶋さんの説明を聞くひまりさん
まず中嶋夫妻の「七宝燒」の説明からスタート。体験は「遊び・学び・喜び」がモットーだそう。説明が終わると、いざ体験!体験に使用する釉薬は赤、ピンク、紫、黄、茶、水色、黄緑、緑、青の9色あり、通称「虹の砂」と呼んでいるそう。この虹の砂に水を混ぜ、ペンダントの上にのせていきます。最初は慎重にのせていた2人でしたが、失敗しても何度でもやり直せるので、次第にダイナミックに砂をのせていくように。「子どもの自由な発想を大切にしているので、大人の口出しは厳禁です」と中嶋夫妻。母・ひとみさんはハワイの葉・モンステラをモチーフとした作品を、ひまりさんは自分の名前をローマ字で描いた作品を完成させました。
- 体験をするひまりさん「どんなデザインにしようかな~?」
- デザインも決まって集中する2人
「湘南七宝燒」は「かながわの名産100選」にも選定されているそう。
近所に住んでいるものの「七宝燒の体験を知らなかった」というひとみさん。「世界にひとつだけの作品ができました。来やすいので、今度はピアスに挑戦したいです」と話してくれました。ひまりさんは「虹の砂を英語の形に整えるのが難しかったです。虹の砂の赤色が焼く前は白いのに焼いたら赤くなってびっくりしました。楽しかったから明日も来たい!」と夢中になっていました。
ひとみさんは「リーフレットには他にも工場見学やワークショップが載っていたので、16のコンテンツすべてを制覇したいですね」と笑顔で話してくれました。ひまりさんも「ビーズが好きだから、次はトルコランプ作りをしてみたいな」と目を輝かせていました。
- ひとみさんの作品。これは焼く前!焼いたらどんな変化があるかな?
- ひまりさんの作品。「ローマ字の形を作るのが大変だった…」とひまりさん
体験を通して「自分だけの宝物」に出会えた2人。親子の絆がさらに深まりそうですね。

完成したペンダントを胸にかけ、笑顔の2人
地域の人たちしか知らない“レア情報”満載!?
2024年の5月ごろからリーフレット作成に向け動き出した両大学の学生たち。完成したリーフレットを見て「湘南エリアには体験スポットがたくさんありすぎて、どの場所を選ぶか迷いました」や「体験スポットの魅力を伝えるために、お店の人にどんな質問をすればよいか悩みました」などと苦労した一面もある一方で、「大学生も子どものように楽しめるところばかり。はしゃいで楽しめました」や「学校ではできない学びを体験することができました」と達成感を感じたという意見も多数見られました。
- 地域の人たちしか知らない“レア情報”満載のリーフレット。ぜひ手にとって湘南エリアの魅力を再発見してみてくださいね。
どこで手に入る??
■神奈川県湘南地域県政総合センター
■平塚市、茅ケ崎市、藤沢市、秦野市、伊勢原市の市役所や大磯町、二宮町、寒川町の町役場の観光所管部署
■平塚市、茅ケ崎市、藤沢市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町、寒川町の観光協会