ボードゲームで心育ち
平塚市を中心に活動する市民団体「親と子の寺子屋 ふれあい自遊塾」(加藤啓子代表)では、10年ほど前からボードゲームをプログラムに組み込んだ心育ちのワークショップを実施している。4月26日(土)には、初めて平塚市中央図書館と共催で親子ワークショップを開催する。
ふれあい自遊塾は、「子どものすべての発達成長は遊びを中心に展開する」との考えのもと、2015年に活動開始。臨床心理士の加藤代表は、「デジタルゲームが全盛の今、子どもたちは人と関わりあって遊ぶ機会が少なくなった。心の成長が懸念されることから、ボードゲームを取り入れた心育ちのワークショップを開催している」と意義を話す。
ボードゲームは確実に自分の番が回ってくることから、存在感が保証され、自己肯定感を高めることができるという。また相手の表情やしぐさから心を理解したり、自分の気持ちをどう表現するかといった相互作用があり、思いやりやかけひきを学ぶこともできる。加藤代表は「ボードゲームを通して社会性を育んでほしい。大人と対等に遊べるのも魅力」と話す。
同ワークショップ「世界のボードゲームで遊ぼう」では、「キャプテンリノ」や「ハリガリ」、「ガイスター」など約40種類あるボードゲームから好きなものにチャレンジできる他、お絵かきや小麦粉粘土コーナーも。
同ワークショップは、4月26日に市中央図書館3階ホールで開催。午後1時30分〜3時30分。対象は3歳〜小学生とその家族(対象外のきょうだいも参加可)。
定員は先着順で15組。参加費100円。
(問)ふれあい自遊塾【携帯電話】070・2629・1986。