横浜大空襲の記憶を伝える「2025平和のための戦争展inよこはま」の特別企画として、講演と朗読劇などが5月25日(日)と31日(土)に横浜駅西口近くのかながわ県民センター(神奈川区鶴屋町2の24の2)2階ホールで開催される。時間は両日とも午後1時30分(1時開場)〜午後4時。資料代は800円(高校生以下は無料)。
同展実行委員長でノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の事務局次長を務める和田征子さんの講演(25日)や、慶大名誉教授で世界平和アピール七人委員会委員の小沼通二さんの講演、日吉台中学校演劇部による朗読劇「マブニのアンマー・沖縄の母〜沖縄を再び戦場にしない〜」(31日)などが行われる。
また5月30日(金)から6月1日(日)まで、横浜大空襲や占領下の横浜などを題材にした約500点の展示が同センター1階展示場で開催される。午前10時から午後7時(最終日は6時)。入場無料。
30回目の開催
主催する実行委員会は、戦後50年を迎えた翌年の1996年から戦争展を開催。終戦の年の5月29日に米軍のB29爆撃機が投下した焼夷弾が横浜市街を焼き、8千人以上ともいわれる死者を出した横浜大空襲の歴史を振り返り、戦争の悲惨さや平和について考える行事を企画し、今年30回目を迎えた。実行委員会では「戦争のない核も基地もない、命が大切にされる世界をどのように築いていけるか、若い人たちとともに考え平和な未来のために役割が果たせる戦争展にしたい」としている。
戦争展に関する問合せは同展実行委員会事務局の吉沢さん【携帯電話】090・8726・5227へ。