『NPO法人 宮前かぐやの里』だより【19】閑居して不善をなす

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『NPO法人 宮前かぐやの里』だより【19】閑居して不善をなす

 依存症になる原因の一つは、暇な時間をもてあますことです。グループホームの入居の条件は、通所先があることです。ない場合はご本人の希望で役所や支援センターなど、何カ所か見学して決めます。体験入居で1週間生活できれば、そのまま続けます。皆さん「環境を変えて今の自分を変えたい」という強い意志を持って入居してきます。最初は休まずに通所先に行くことが目標です。かぐやの里の入居者さんは皆、無遅刻無欠勤です。

 皆さん話すことが大好き。個別契約で訪問看護を週2、3回利用しています。担当看護師さんは嬉しかったこと、悲しかったことなどを話すことができる心強い存在で、来訪日を心待ちにしています。利用者さん同士の自室訪問を禁止することで、プライバシーも尊重しており、洗面所での歯磨きの時間が一番にぎやかです。(施設長・小坂公造)

人が好き、まちが好き

 朝ドラを見た後は来年に備えて花が終わったコスモスの種集め、今年は花が大きくまだ楽しめますよ。いつの間にやら、ご近所さん、散歩の人たちが集まり井戸端会議のスタート。一服してから出勤、南野川事業所の庭先のフジバカマの花の香が迎えてくれます。平安時代の貴族が花を乾燥させたものをにおい袋に入れて、袂に忍ばせたとか…。みんな笑顔で幸福度の高い国・ブータンにどこか似ていますね。この地が大好きです。今回ご紹介するは、小島功先生の秋の収穫風景の絵です。キャラクターの笑顔が印象的です。(理事長・渡邊寛美)

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住所

神奈川県川崎市宮前区南野川1-11-10

問い合わせ

NPO法人 宮前かぐやの里

電話

044-750-0831

044-750-0831

公開日:2023-11-17

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