第12回全日本アンダージュニアボクシング王座決定戦
武蔵新城のYSボクシングに通う高橋りおさん(西丸子小6年)が、6月に行われた第12回全日本アンダージュニアボクシング王座決定戦の関東選考会の女子小学生の部40キロ級で優勝した。7月19日(土)から始まる東日本選考会に挑む。
高橋さんは、関東選考会を振り返り、「決勝戦では相手のパンチが強くて、右を結構食らっちゃったけど、何とかジャブで立て直せた」と語り、優勝したことに「うれしかった」と笑顔を見せた。
西丸子小6年・高橋りおさん
高橋さんはボクシングを習う兄の影響で、小学校1年生の時からボクシングをはじめ、現在は週2回、同ジムに通い汗を流している。それに加え大会前は、自主トレとして200回のジャブ、 500回のワンツーを自宅で毎日行い、平日は毎朝2キロのランニングをして、スタミナの向上に努めている。
競技人口がそれほど多くない女子ボクシングでも、実戦形式のスパーリングを重要視し、関東大会の1カ月ほど前から、毎週末は岐阜や栃木、静岡など各地へ遠征をし、経験を積んでいる。遠征については、「大変だけど、いろんなところに仲間ができて楽しい」と前向きに話す。練習の息抜きは、ゲームをしたり、友人と公園でブランコに乗ったりして遊ぶことだと明かす。
応援励みに王座目指す
日本ボクシング連盟が主催し、小学5年生から中学3年生までが戦う王座決定戦。県大会、ブロック選考会を勝ち抜き、各階級の東・西日本の代表選手がワンマッチで戦い、チャンピオンを決める。東日本選考会で優勝し、王座決定戦に進むことが今の目標だ。
高橋さんは、持ち前の攻めの姿勢を保ち「東日本では相手を倒して全国に行きたい」と力を込める。学校の友人や先生からの「頑張れ」という応援を心の支えに、日本チャンピオンを目指す。