雄三通りを海に向かってのんびりと歩いていると、ふとおしゃれな外観と、元気に駆け寄る子どもたちの姿が目に飛び込んできます。そこにあるのは、駄菓子と文房具、そしてコーヒーの香りが同居する不思議で温かい空間「ants coffee(アンツコーヒー)」です。

「子どもたちが安心して過ごせる場所を」駄菓子屋に託した想い
店主の山口さんがこのお店をオープンしたのは2014年のこと。当時10歳だったご自身のお子さんを見ていて感じた「子どもたちが安心して集まれる場所があったらいいな」という想いがきっかけでした。
「今は、お菓子を買うならコンビニやスーパーに行くしかない。でも、子どもたちが安全に楽しく集まったり、何気ない話をしたりできる場所があったらいいなと思ったんです」
震災の影響もあり空いていた東海岸のビル1階のテナント。そこに、子どもたちのための小さな「駄菓子屋」が誕生しました。

店主の山口さん。
駄菓子から始まった、地域をつなぐ輪
最初は子どもたちが中心だったお店も、次第に親御さんが付き添いで訪れ、その友人たちも集まるように。 「親御さんも一緒にゆっくりしてほしい」という想いから、駄菓子だけでなくコーヒーやドリンクの提供もスタート。今では、世代を超えた地域のコミュニティへと成長しました。

小さなお子さんでも一人で買い物ができるように、小さなカウンターがあるのが印象的です
店内での楽しみの一つは、「地域の子どもたちの成長を見守れること」だと山口さんは語ります。
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お店に集まった子どもたちとの何気ない会話
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はじめて一人で買いものをする「はじめてのおつかい」の瞬間
そんな日々の一コマ一コマを楽しんでいるそうです。
海への行き帰りに、お気に入りの文具と駄菓子を
店内に一歩足を踏み入れると、所狭しと並ぶ駄菓子と、オーナーこだわりのセレクト文房具が迎えてくれます。他ではなかなか見かけないおしゃれな文具は、大人が見てもワクワクするものばかり。
海まで歩いてすぐの好立地。 「お菓子を買って海へ行く方もいますし、海からの帰りにふらっと寄る方もいます。実は私自身はそんなに海には行かないけれど(笑)、すぐそばに海を感じられるこの生活は心地よく感じます」
自然体なスタイルで12年。茅ヶ崎の日常に寄り添う憩いの場
かつては店内を利用して学習支援などにも取り組んできましたが、オープンから12年が経った今は、駄菓子とコーヒーをメインに据えています。活動を無理に広げすぎず、自分たちの手の届く範囲で、丁寧に続けていく。その自然体なスタイルが、お店の居心地の良さを作っているのではないでしょうか。

山口さんはカウンターの奥で子どもたちを優しく見守ります
お散歩のついでに、懐かしい駄菓子を選んだり、淹れたてのコーヒーで一息ついたり。 「ants coffee」は、今日も雄三通りで、茅ヶ崎の穏やかな日常を見守っています。
住所:〒253-0054 神奈川県茅ヶ崎市東海岸南1丁目21-3
アクセス:JR茅ケ崎駅から徒歩16分
営業時間:木・金曜日 13:30~17:30、土・日曜日 11:00〜17:30
※お天気等の状況により、閉店時間は前後することがあります。
定休日:月・火・水曜日 ※臨時休業等はSNSで確認を
駐輪場:有り
駐車場:無し
インスタグラム:https://www.instagram.com/ants_chigasaki/


















