鎌倉市浄明寺にひっそりとたたずむ一条恵観山荘。2年前から一般公開され、この時季、あじさいの穴場スポットとして注目を集めている。
後陽成天皇の第九皇子で、摂政・関白を務めた一条恵観により、京都西賀茂で営まれた同山荘。1646年に茶会が催された記録がある。1954年、鎌倉に移築。その10年後には、国指定重要文化財に指定された。
滑川沿いの園内には、青や紫、ピンクに染まったヤマアジサイを中心に50種類以上の花が咲き誇り、訪れた人に癒しを与えている。
6月下旬には西洋アジサイとショウブ、7月にはキキョウの開花もピークとなり、年間を通して季節の花を楽しめる。