くずはの広場を流れる葛葉川沿いにある地層「くずはの露頭」が現在、くっきりと浮かび上がっている。広場内の自然観察施設くずはの家を拠点に活動する「えのきの会」の岩石分科会と市環境共生課職員による清掃作業でコケなどが落とされたためで、しばらくはきれいな層を見ることができる。
市内小6生が学習で利用
くずはの露頭は、約12〜13万年から5・5万年前にかけ堆積した地層。中央にある黄白色の2つの軽石層は、約9・8万年前に箱根火山から飛来したものだという。
市内の小学6年生が学習で利用するため、年に1度はコケや草を落としきれいになるよう整備している。「市内で地層が見られる場所は珍しいので、この機会にぜひご覧ください」とくずはの家では話している。
地層はくずはの家側からつり橋を渡り、右に曲がってすぐの「けやきの道」から河原に下りると見ることができる。