市内萩園、田端南交差点近くの畑に約500本のひまわりが咲いている=写真。隣で咲き始めたザル菊も含め、見ごろは11月10日頃まで。管理するボランティア団体「花とともにくらす会」の金子孝一会長(80)は「将来、名所のひとつになれば」と話している。
種は、寒川町観光協会から取り寄せた。同協会は2016年から、植える時期をずらすことで冬頃の開花を目指す「さむかわ冬のひまわり」を実施。今年は新型コロナの影響を鑑み各家庭で冬に向けてひまわりを育ててもらう「#おうちで冬のひまわり」というキャンペーンを打ち出し、種を配っていた。
萩園の畑に500本初開花
花とともにくらす会もこの趣旨に賛同し、今年9月に種植えを実施。肥料散布や草取りなどを続けるとすくすくと育ち、10月下旬から見ごろを迎えた。11月10日頃にかけて、隣のザル菊も満開を迎えるという。
日ごろ、小出川沿いの草花を管理する同団体。例年主催するイベントが新型コロナの影響で中止となり、「せめてきれいな花を見て、ほっとしてほしい」という思いがあった。金子会長は「道を通る人が写真を撮って楽しんでくれている。来年はより本格的に植えていきたい」と話した。