ＪＲ関内駅では１日から「あなたの願い、関内駅がかんなえます。」というお正月イベントを開催している。

同イベントは「新年のスタートダッシュを切る」「まちを明るくする」ことを目的に同駅の駅員が企画したもの。駅員が作成した紙製の絵馬に利用客などが新年の想いや願い、抱負などを書き、掲示板の好きな位置に貼り付けることができる。

絵馬は「合格祈願」「商売繁盛」「開運」「縁結び」の４種類で、それぞれデザインも異なっている。それらを同駅北口の改札内で１日より掲示しており、３日時点では90枚超が並んでいる。同イベントは11日まで、参加無料（入場料は必要）。午前９時から午後８時まで、同駅北口で絵馬の記入・貼り付けを受け付けている。

また終了後は、関内の鎮守で同駅から徒歩３分に位置する厳島神社でお焚き上げが実施される。

「地元に親しみを」

同駅の前に位置していた横浜市庁舎は昨年移転し、また新型コロナウイルス感染症の影響もあり乗降者数は減少。そのような中で、今年の初詣は「分散参拝」が推奨されていたことから、地元での参拝のきっかけにもなればと厳島神社との初の連携が実現した。

またタイトルには「かんなえます。」とのユーモアを含ませ、企画から約２週間で今回の実施まで至った。担当者は「関内駅や地元に親しみを持ってもらい、身近な場所が一番いいんだと思ってもらう契機になれば。当駅の利用者に多いベイスターズファンに向けた企画をはじめとして、これからも駅のファンづくりや魅力発信をしていければ」と話した。

絵馬を手にする駅員ら