【川崎市・宮前署交通課長にインタビュー】交通安全呼び掛け小型自動二輪車の 「慢心」「右直事故」に要注意

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二輪車は実際よりも遅く見えるので注意が必要=県警交通総務課公式Youtubeチャンネルより

 宮前区内での事故は、2020年は412件、そのうち二輪車の事故は141件、小型自動二輪車(第2種原動機付自動車=排気量50cc超、125cc以下)は49件だった。宮前警察署(熊田嘉範署長)交通課では、注意を呼び掛けている。

小型二輪、死亡事故件数は微増傾向

 同課の神垣友行課長によると、神奈川県内、区内ともに交通安全啓発運動や自動車の安全性能向上にともない交通事故件数は減少傾向にあるという。しかし小型二輪に限っては死亡事故件数は減らずに微増傾向となっている。

 その理由として、自動車は安全性能が上がっても、二輪車に限ってはほぼ変わっていないのだという。

小型二輪保有 川崎市内最多

 川崎市内の小型二輪の車両保有数は、宮前区が5300台超でトップ。次いで高津区が4000台、多摩区約3900台、川崎区3800台、中原区2800台、幸区と麻生区が2700台と、宮前区が抜きんでて多い。神垣課長は「急峻な坂道が多い地形と、尻手黒川道路や国道246号線により、川崎区や麻生区方面、都内へのアクセスが比較的容易だからでは」と推測する。

 またコロナ禍により、小型二輪を活用する人が増えているという。近隣の自動車学校によると、2020年の緊急事態宣言以後、入校者が増えており、近隣のバイク店では125ccのバイクが2020年2月、3月特に売れたという。

バイクの販売数は減少傾向だが、小型二輪は増加している

 全国的にバイクの販売数は縮小傾向にある。「電動アシスト自転車の登場、改良、普及により、2人乗りできず制限速度が低く、ヘルメットが必要となる原付がその位置を入れ替えるように減少している。その反面、2人乗りが可能で一般道ならは普通乗用車と同じ2種原は、電動アシスト自転車からステップアップする際の受け皿として順調に販売台数が増加しているのでは」と神垣課長は推測する。

事故の推移を説明する神垣課長

宮前区内で毎年二輪死亡事故発生

 宮前区内では近年、毎年二輪事故で亡くなっているが、ここ3年で2件は小型二輪。重傷者も多い。

 二輪事故の内訳は「右直事故」「単独事故」が多いという。単独事故は、カーブを曲がり切れないなどの速度出し過ぎなどの技能不足が多いという。また右直事故は昔からの典型例だ。

 右折待ちの車両からは直進してくる二輪車が「遅く」「遠く」に見える錯覚があり、現実には「速く」「近い」にも関わらず錯覚を信じて無理に右折し、結果衝突。対向車同士の衝突ゆえに重大事故に発展する危険性が高い。

Youtube公式チャンネルで交通安全を呼び掛け

 神垣課長は「右直事故は、少しの判断ミスなど誰しも起こしうる事故。よほど遠くにいない限り、直進のバイクはやり過ごした方が良い。バイクより先には曲がれない。またバイク側も、直進優先でも右折待ちの車両は曲がってくるものという意識で運転してほしい」と双方の「かもしれない運転」を呼び掛ける。

 神奈川県警交通総務課では、動画サイトYoutubeに公式チャンネルを設け交通安全を呼び掛けており、右直事故についても動画をアップしている

(【URL】https://www.youtube.com/channel/UC4hJvtlgBIYDQUMukkfNYBQ

【タウンニュース2021年2月19日号宮前区版より】

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神奈川県川崎市宮前区宮前平2-19-11 神奈川県宮前警察署

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公開日:2021-02-22

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