緊急事態宣言による外出自粛が続く中、映画祭や美術展などさまざまな文化活動が、自宅で楽しめるオンライン企画として実施されている。
「チガサキオンライン映画祭」
毎年、茅ヶ崎にゆかりのある作品を上映する茅ヶ崎映画祭。昨年に引き続き、配信サービスを利用した「チガサキオンライン映画祭」を2月28日(日)まで開催している。
今年上映する5作品のうち3作品は映画祭初登場。日韓合作のドキュメンタリー『Return』は、茅ケ崎北陵高校出身の三澤拓哉さん(33)が監督した。即興リモート劇『りも芝居』には、山田耕筰をテーマに創作劇を作ったオペラ歌手・平岡基さんが出演。サスペンス作品『午後3時の悪魔』にも市内在住の役者が出演する。
初の取り組みとして、過去上映作品のアーカイブも公開。視聴は「茅ヶ崎映画祭」で。
茅ヶ崎市美術館「ネットで楽しむ・つくる・アート体験」
コロナ禍でワークショップなどの開催が難しい茅ヶ崎市美術館では、自宅でも楽しめるようオンラインミュージアム「ネットで楽しむ・つくる・アート体験」を初企画した。2月28日(日)まで、HPで鑑賞できる。
3人の作家が参加し、画面をクリックすると場面が進むアニメ絵本や、自由に音を奏でる音楽作品が楽しめる。マウスの動きで波の動きが変わる『クリックでつくる絵画』を手掛けた高尾俊介さん(39・兵庫)は「一つとして同じ海はありません。自分の好きな波を作ってみて」と話した。