featureBanner

<移住者 益子麻美さんの茅ヶ崎暮らし>サザンのイメージで来た湘南のまちは、日常の風景にサーファーがいた。ほっこりできるこのまちで子育て

シェアする
<移住者 益子麻美さんの茅ヶ崎暮らし>サザンのイメージで来た湘南のまちは、日常の風景にサーファーがいた。ほっこりできるこのまちで子育て

茅ヶ崎市中海岸在住 益子 麻美(ますこ・まみ)さん
出身の北海道で結婚。夫の横浜転勤をきっかけに茅ヶ崎市へ。小学生の娘さんと3人で、徒歩2分でサザンビーチが広がる海の近くで暮らす。「うみのあお、そらのあお」で、ママたちが働くきっかけづくりも実施。

“サザン”のイメージで移住した茅ヶ崎は、ほっこりできるまちでした

「え~~っ!」
故郷・北海道で出産した翌月の、夫の横浜転勤。益子さんの茅ヶ崎暮らしは、9年前、唐突に始まった。当時は “サザン”で有名だから知ってる程度のまちだった。「海も近く、子育てをするなら自然が多いほうがいい」と、藤沢市出身の夫が選んだこのまち。通勤も横浜まで30分。負担が少ない。

オシャレなイメージだった茅ヶ崎。住んでみると印象は少し違った。「“ほっこり、なまち”です。思っていたほど都会過ぎず、でも田舎過ぎない。おしゃれなところもあり、生活自体はおしゃれ過ぎず、肩の力を抜いて暮らしています。買い物は大小のスーパーもあり、代々続いているお総菜屋さんや八百屋さん、お肉屋さんもあるのがいいんです」

茅ヶ崎には“茅産茅消”という素晴らしい取り組みがある。「茅ヶ崎市民の暮らしを支える食の安心安全、地元生産者へのバックアップなど身内を大切にする心があります」、そう話す益子さんは、すっかり茅ヶ崎の人だ。

“サーファーのまち”茅ヶ崎。上半身ハダカ、足元はビーサンで自転車に乗っている人があちこちに…(笑)

茅ヶ崎の風景、空気感をあらわすのにぴったりな話も飛び出した。

「上半身ハダカ、足元はビーチサンダルで自転車に乗っている人がいても、ちっとも不自然じゃないまちって、日本全国探しても、そうないですよね(笑)。ウエットスーツを着たサーファーがまちにいても、違和感がないんです。ゆったりしてるなぁと思います」

ご自宅からは徒歩2分でビーチに出られる。まさに海辺の暮らし。公園がわりに海辺を散歩し、バーベキューを楽しむ。まさに茅ヶ崎暮らしをエンジョイしている。

家庭に軸をおきながら、働く道を選んで

お子さんが生まれてから勉強し、看護師の資格を取った。育児中、病院に世話になることが増え、医療の仕事を視野に入れたという。今は市内の機能訓練特化型デイサービスの施設で看護師として、運動を通して要介護、要支援認定を受けた方への生活機能維持向上のサポートをしている。

「働く時間は、子どもの意見を大切にしています。学校に行っている間なら働いてもいいよと言ってくれるので、週3~4日だけ働いています」

「このまちは、フリーランスや起業する女性が多い」と話してくれた。「茅ヶ崎で子どもを育てるのは理想です。でも都内で正社員としてバリバリに働いていた女性が、育児をしながら都内まで通うのは、子どもや家庭に軸を置きたい女性にとっては、通勤にも就業時間にも時間をとられ、悩みどころです。バイタリティのある女性で、茅ヶ崎が好きなら、このまちでなにかをしたくなります。市民団体“うみのあお そらのあお”のように、女性の就労支援をしている団体もあります」

私の経験を、いまから茅ヶ崎に来る人のために

「このままこのまちでのんびりと、肩の力をぬいたまま、働いていけたらなぁ」と話す。そして「人の役に立ちたい」とも。

このまちを全く知らないところからスタートしたのだ。小さな娘を連れ子育て支援センターを訪れ、子どもと一緒に行ける場所を探し、一人でコミュニティを増やしていった。知人もいない、頼る人もいなかった。

「今は、人の絆のあたたかさのある、小さなコミュニティがある茅ヶ崎の良さを引き継いでいけたらなと思っています。自分がゼロからスタートしたから、私と同じようにこれから茅ヶ崎に来る人に、このまちの良さを伝えていけたら」
もうすっかり、茅ヶ崎の人。その笑顔はやさしかった。

Information:
茅産茅消http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/nousui_nogyo/1006518/1006538.html

あわせて読みたい記事

#ちがすきトップページはこちら

公開日:2021-04-01

同じ特集の記事