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「孫育て」で地域とつながる~等身大の自分でいられるまち~<わたしの茅ヶ崎暮らし>

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茅ヶ崎市茅ヶ崎在住 菊池 奈々(きくち・なな)さん
高知県出身。父の仕事の関係で大阪、宮城、東京、厚木と住まいを転々としたのち、茅ヶ崎へ。現在は娘さん、小学1年生のお孫さんとの3人暮らし。「なんでもやってみる!」をモットーに、「孫育て」や地域の人とのつながりを楽しんでいます。

 “仕事人間”だった私が気づいた「地域とつながるおもしろさ」

菊池さんが茅ヶ崎に来たのは40年ほど前。独立後は都内や横浜など住まいを転々としていましたが、出産を機に茅ヶ崎に戻ってきました。「子育てするなら暖かな気候で明るい場所がいいなと思って、戻ることを決めました」

おだやかに語ってくれた菊池さんですが、結婚以前は仕事漬けの毎日だったといいます。「当時はソフトウェア開発の会社で働いていたんですが、早朝から出かけて夜中の2時に帰宅、なんてこともよくありました。でも、楽しかったんですよね。その後、会社を離れてフリーランスとなってからも、ひたすら働いていました」

子どもが手を離れる頃には営業や飲食店の仕事を始めるなど、文字通り「仕事中心」のライフスタイル。それが一転、今は地域の様々な活動に参加しています。一体どんな気持ちの変化があったのでしょうか。

「子育てが一段落したところで、何かやってみたいなという気持ちが湧いて。最初は、茅ヶ崎といえばやっぱり海だなと思って、47歳にしてボディボードを始めました。この時はなんとなく恥ずかしくて、あまり人がいない時間帯を狙って一人でこっそりやっていましたね(笑)。知り合いはできませんでしたが、何か新しいことをやってみることへの勇気が少し持てました」

「気になることはまずやってみよう」と思えるようになり、それからは市内の貸し農園やコワーキングスペースに足を運ぶようになったことで、少しずつ知り合いが増えていきました。「仕事中心の毎日では気づかなかった発見がたくさんあって、いろんな考えを持つ人とお話をして地域とつながっていくのはとても楽しいと感じました」

“孫育て”で感じる、茅ヶ崎の人の温かさ

この春に小学生となったお孫さんとともに暮らす菊池さん。“孫育て”について聞いてみました。「体力的についていくのが大変ですが、孫のおかげで毎日が楽しいですし、ボケ防止になっている気がします(笑)。自分の娘を育てている時よりも、子育てを経験済みということもあり気楽な気持ちで、子育ての楽しさを再認識できるので、本当におすすめです」

とにかくいろいろな経験をしてほしいと思い、どこに行くにもお孫さんを連れて行くとか。「私が出かける先々に、半強制的に連れ回しています(笑)。ただ同時に、人見知りの私がいろいろな方とお近づきになりたい時の“つなぎ”となって、私の世界を広げてくれている一面もあって、とても助かっています」

日々「孫育て」をしている中で特に感じるのは、茅ヶ崎の人の温かさ。「暖かい気候や自然災害が少ないことがそうさせているのか、とても大らかな人が多いと思います。コワーキングスペースに孫を連れて行った時も、自然に受け入れてくれました」

地域で行われている活動を見ても、茅ヶ崎の人のやさしさが垣間見えます。「自らが苦労した経験をもとに、同じような思いをしている人の力になれたら、と活動を立ち上げる方が多いと思います。かといって、必要以上には干渉しない。ほどよい距離感があります」

食に関する季節の手仕事をみんなで楽しみたい

現在お孫さんと楽しんでいる活動を聞いてみると、「畑に出ることも多いですね。横浜に住む友人のお手伝いに行ったり、平塚のオーガニック農園で行われている畑のスクールに通ったりしていました」

平塚のオーガニック農園で収穫したニンジン

コロナ禍で集まることが難しくなってからも、自宅のベランダでプランター菜園を作っているそうです。「活動できる場所がなければ、自分で作ってしまおうと思って。孫と一緒にかぼちゃやスイカ、青唐辛子、きゅうり、ナスと、いろいろな野菜を少しずつ育てています。ヘチマたわしを作ってみようと、ヘチマを育ててみたこともあります」

ベランダ菜園で採れたきゅうり

畑に興味を持ってからは、野菜栽培士、食育アドバイザー、発酵文化人と、食に関する多彩な資格を取得。積極的に地域とつながろうとした結果、さまざまな方と知り合うことが出来て、その方々のおかげで現在では自ら講座を開くことも。

「季節の手仕事を楽しむ場を作りたいと思っていたら、浜見平にある『まちづくりスポット茅ヶ崎』でおから味噌や梅干し作りのワークショップを開くことが出来ました。思っていた以上に講座に興味を持つ方が多くて、たくさんの方が集まってくれました」

子育て中のママだと、大人が集まるイベントには遠慮して行かないという人も多いですが、「そこは気にせず来てほしい」と笑顔で話します。「私も孫と一緒に参加していますし、地域とつながるきっかけを作れたらいいなと思っています」

おから味噌づくり

一方で、こんな思いもある。「まちで行われている活動が、なかなか皆さんに知られていない感じもします。人とつながりを持つことでいろんな楽しみが生まれると思うので、より多くの方に活動に対して興味を持ってもらえるとうれしいですね」

「自然体の自分」を受け入れてくれるまち

「いつもきれいな空気が循環している感じがする」という茅ヶ崎のまち。改めて魅力を聞いてみると、「海のある暮らしはなんとなく憧れますが、茅ヶ崎はそこに里山もあって、何か得した気分になります」

菊池さん流の里山の楽しみ方は、コミュニティバスでのまち巡り。茅ヶ崎の七福神巡りもおすすめだとか。「茅ヶ崎は自転車のまちといわれますが、私は自転車に乗るのがちょっと苦手で…(笑)。なので、バスや徒歩で楽しめるのはうれしいですね」

 

豊かな自然とあわせて感じる茅ヶ崎の良さは、まちに暮らす人だといいます。「自由で発想豊かな方がたくさんいます。行動力のある方も多いので、新しいコミュニティが次々に生まれて広がっていく。人の失敗にも寛容で、気軽に飛び込んでいける雰囲気があります」

 

暖かな気候と自然、そして人が生み出すまちの空気は、自然体の自分をそのまま受け入れてくれます。

「私、年を重ねる中でありのままに毎日を楽しみたいと思っていて。だから、髪もあえて染めてないんです」

今後は「のんびり暮らしたい気持ちもありますが、仕事もしていきたいですね。それと、コミュニティにはこれからも飛び込んでいきたいです。身体はすごく元気なので、なんでもやってみたい」

“孫育て”をきっかけに地域とつながり、人とつながる菊池さんの茅ヶ崎暮らしは、この先も忙しく楽しいものになりそうです。

information

■まちづくりスポット茅ヶ崎:http://machispo-chigasaki.com/
■コワーキングスペース チガラボ:https://chiga-lab.com/
■小和田公民館でのオンライン講座
簡単!自家製調味料づくり【第一弾】~公民館の畑のトマトでケチャップづくり~
https://www.youtube.com/watch?v=ccsIytYqTgg
簡単!自家製調味料づくり【第二弾】~100%柿酢づくり~
https://www.youtube.com/watch?v=PZFqu1DZEA8&t=22s
https://www.youtube.com/watch?v=pEIXd1RqVEE(結果報告)
簡単!自家製調味料づくり【第三弾】~おから味噌づくり~
https://www.youtube.com/watch?v=zxaGPKtg-T4&t=185s
■小出七福神巡り(茅ヶ崎市観光協会HP)
http://www.chigasaki-kankou.org/course/course03/

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公開日:2021-06-16

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