後悔しない入れ歯づくりを
ずれる、痛い、違和感がある。入れ歯の「不調」は当たり前と思っていませんか?湘南・藤沢市にあるひらの歯科医院では、入れ歯づくりの独自チーム体制で、多くの来院者の悩みと向き合い続けてきた。
入れ歯カウンセラー、歯科技工士、歯科医師が協力し、保険では対応が難しい精密義歯を作る。今まで入れ歯で悩んでいた人たちの〝終着駅〟を目指し、「来てよかった、と笑顔になってもらいたい」と話す同院に、タッグを組む3つの理由とメリットを聞いた。
悩みに寄り添う 入れ歯カウンセラー
同院は、全国でも珍しい「入れ歯カウンセラー」をおく。診療開始前に、悩み、不安などを聞く専門の歯科衛生士。「痛くて食事が苦痛。何を楽しみにしたらいいのか」と、一時間にわたり、涙ながらに悩みを吐露する人も。
患者さんの心に寄り添うために欠かせないカウンセリング。当初はただ「噛めるようになれば」という希望でも、食事ができるようになると、歯の白さや見た目など、前向きな要望を伝えてくれるようになるという。同職の横山智美さん
- 「自分に合った入れ歯を装着すると、顔の筋肉がもどり表情も若々しく。患者さんの心からの笑顔が私の望み」と微笑む。
技工士が立ち合い ミクロン単位で調整
精密義歯に欠かせないのが入れ歯に精通した技工士の存在。技工士も入れ歯による健康への貢献を日々強く望んでいる。
多くの場合、入れ歯作りは歯科医院でとった型と指示書を技工所に送り製作を依頼するが、同院では技工士が直接立ち会う。保険診療と適用外の入れ歯の付け心地は、食事や会話など、口を動かしたときに大きく違いが出る。
- 今までの入れ歯の不具合や噛み癖、表情など、文書だけでは伝わりにくい、患者の細かい特徴を技工士が直接確認することで、よりよい入れ歯作りが可能になる。
- 「なんだか違和感がある」などの微妙な不具合をその場で直接確認し対応できる点も特徴だ。
手掛けた入れ歯は23年で6000超
平野哲也院長は歯科補綴学(入れ歯治療)を専門に大学で研修。
口の中、噛み癖など入れ歯は一つとして同じものはないからこそ、経験が重要な分野。「なぜ噛めないのか、どうすれば改善するのか」を見逃さない。
「きれいな入れ歯=噛める入れ歯ではない」と平野院長。
- 「大学系病院で作った保険適用の入れ歯を持参し『一回も使えなかった。思っていたものと違う入れ歯ができて』と話す患者さんもいました」と話す。
「自分に合った入れ歯で、おいしいものを食べ、楽しく長生きをしてほしい。願いはただそれだけなんです」と笑顔で話す平野院長。
「まずは気軽にご相談ください」と呼びかけた。