有馬町会(伊藤昇会長)は10月24日、非常時用の段ボールベッドの組立体験会をアリーノで行った。
この体験会は、自主防災訓練の代替として同町会の防災部が企画。当日は宮前区危機管理担当職員が指導役となり、2グループに分かれて実際に組み立てた。
1セットの重さは約15kg。4つのパーツを組み込んで完成した「箱ベッド」は、約1畳分の広さで約100kgの重量に耐えられる。参加者からは「空気の層があるので体育館の床より暖かい」「仕切りをつけるとプライバシーを保てる」「段差が40cmほどあるので、座っても心地よい」などの感想が聞かれた。
この段ボールベッドは段ボール協会と市の協定により、災害時に工場から出荷されるという。体験会を終え伊藤会長は「段ボールを使ったアイデアを出し合う必要性を感じた」と話した。