地域住民の歯と口の健康を守る歯科医師会。約160人の会員が所属する横浜市中区歯科医師会にお話を聞きました。
「予防歯科」が大切
歯やお口の健康を守るためには、定期検診や歯のクリーニングなど「予防歯科」の考えが重要です。コロナ禍の今こそこれらを継続的に行うためにも、身近な場所で気軽に相談できるかかりつけ歯科医を見つけて欲しいと思います。
また、感染が怖いからと通院を控えるのは逆効果。身体の入り口である口腔をしっかりケアすることは、全身の健康の要です。特に高齢者は口腔ケアを怠ると、がんなどに次ぐ死亡原因である誤嚥性肺炎のリスクが高まるので、注意が必要です。
コロナ禍での口腔ケアについて
春から夏にかけては、マスクをしていると熱中症に注意が必要です。合わせて口の中の乾燥にも気を付けて、こまめに水分補給を。歯磨きと一緒に舌磨きも行うとよいですね。舌の表面が苔のように白くなっていたら、汚れや細菌が付着しているサイン。そこはコロナウイルスの温床とも言われています。放置したままだと口臭の原因や味覚を感じにくくなることも。1日1回、寝る前に専用ブラシで清掃するのがおすすめです。
密を避けて受診を
お口のトラブルは自己判断せず、必ずかかりつけ歯科医に相談を。事前に電話予約をすれば密を避けて受診ができます。中区歯科医師会所属の各医院では、感染症対策を万全に行っていますので、安心してご来院ください。
中区歯科医師会について
中区歯科医師会では下記の取組をしています。
- 訪問歯科診療
- 心身障害児者歯科診療
- 妊婦歯科検診
- 歯と口の健康講演会
毎年6月の歯と口の健康週間にあわせて実施してます
- こどもの虫歯予防講座
子育て支援拠点「のんびりんこ」で未就園児の親子を対象に開催しています
中区三師会で連携
中区では医師会、歯科医師会、薬剤師会の三師会が連携し、会員医院では共通のロゴステッカーを掲げています。災害時には獣医師会も加わり、四師会で協力します。
身近なかかりつけ医に
中区歯科医師会所属の会員医院は、関内・伊勢佐木・野毛・石川町・山手・本牧とエリア別に、公式ホームページで検索できます。
訪問歯科診療と心身障害児者歯科診療の申し込み・相談はフリーダイヤル0120・814・594、または24時間対応のファックス0120・458・557(横浜市歯科医療連携室)へ。