大倉山駅から徒歩2分。処方箋受付はもちろん、長年にわたる漢方相談・健康相談で地域住民の健康をサポートしてきた「坂本薬局」は、2021年10月で創業55周年を迎えました。
そんな坂本薬局では最近、鼻水が喉に流れる「後鼻漏」についての相談が多いそう。同薬局管理薬剤師で(有)サカモトの坂本社長に、後鼻漏について教えてもらいつつ、55年の歴史を振り返ってもらいました。
- 「創業当時から自然治癒力に注目?」「創業者のお兄さんは坂本九さんって本当?」などなど、気になるお話満載です!
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坂本薬局を営む坂本社長
「鼻水が喉から垂れてくる」その症状は…
鼻水が喉に流れてくる症状は「後鼻漏」という症状で、「風邪やアレルギー性鼻炎による鼻水が引き金となるケースが多いのです」と坂本社長。
- 咳や痰が続き、よく眠れない
- 鼻をかんでも出ないのに喉に垂れてくる
- 喉奥に鼻水がへばりついている感じがする
- においを感じない
などの症状があったら後鼻漏かもしれません。
坂本社長によると、原因としては身体の芯の冷えである場合が多いそう。まずは耳鼻科に相談してからの来店がお勧めですが、同店では後鼻漏の症状を緩和させる漢方薬なども扱っているため、気軽に相談できそうです。
創業当時から自然治癒力を生かした健康づくりをサポート
そんな坂本薬局の歴史が始まったのは今から55年前。日本で初の東京五輪後、いざなぎ景気でカラーテレビ・自動車・クーラーが「三種の神器」となった時代です。先代である坂本社長の父、坂本五(いつつ)氏が同薬局の前身である「サカモト薬局」を横浜市西区の伊勢町に開業しました。
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先代の坂本五氏
港北区への移転時には、坂本九氏もお祝いに
実は、日本を代表する昭和の大スター、坂本九氏と兄弟でもあった五氏。薬局を港北区に移転した際には、坂本九氏もお祝いに駆け付けたそう。
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五氏(右)と兄の坂本九氏(左)
そして、五氏が創業当時から大切にしてきたのが、「人間が本来持つ、自然治癒力を生かした健康づくり」でした。
百の治療より一つの予防
五氏が掲げていたテーマは「百の治療より一つの予防」。病気になってから治療するより、病気になる前、つまり日頃から病気になりにくく、病気になっても治りやすい身体づくりを目指そうと、漢方相談や健康相談を通じて健康サポートを行ってきました。
そして、それは現在の坂本薬局も同じ。頼れるまちの相談薬局として、今も先代の思いが引き継がれています。
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大倉山駅そばの坂本薬局のほか、大倉山3丁目の坂本調剤薬局(写真左)、坂本薬局妙蓮寺店(写真右)があります