<川崎市中原区>タイムカプセル開封など「市民の交流を深める機会に」区制50周年へ記念事業の企画案

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<川崎市中原区>タイムカプセル開封など「市民の交流を深める機会に」区制50周年へ記念事業の企画案
区役所敷地に設置されたタイムカプセル

2022年に50周年

 1972年に誕生した中原区が2022年50周年を迎えるにあたり、区は10月、記念事業の実施方針を固めた。2000年に封印したタイムカプセルの開封や、区民主催のイベントを後押しするなど、市民の交流機会を増やす。記念のロゴやグッズでも機運を盛り上げる。

実施期間は22年4月から23年3月

 記念事業の実施期間は22年4月から23年3月。主な計画の一つが、2000年12月31日に封印した記念カプセルの開封だ。当時、区民らが20世紀の思い出や21世紀に向けたメッセージなどを残しており、当事者や関係者らを招いたイベントを予定。中原区民祭実行委員会が協力し、時代の流れや歴史を懐かしむ場にしたい考え。

 中原区民祭や中原区市民提案型事業など区民が主催する取り組みについては、50周年の冠をつけて区が後押しする計画。区が主催するイベントもも含めてスタンプラリーなどを実施し参加率を高め、交流を深める機会をめざす。

記念のロゴマークやグッズも作成

 その他、かわさきスポーツパートナーと連携したオリジナル婚姻届の作成や、なかはら親子体操「ミミケロはっぴぃダンス!」のリニューアルも予定。50周年の機運を高めるため、記念のロゴマークやグッズも作成する。ロゴマークは11月に発行する市政だよりで4つのデザイン案を発表し、区民の投票により決定する方針という。

 区の担当者は「区民祭が3年連続で中止になるなどコロナで外出機会が減る中、50周年を機に中原区の魅力に触れてもらえる事業にしたい。新しい生活様式にも対応しながら、区民が交流できる場を作れるよう機運を醸成できたら」と話している。2024年には市制100周年を迎えることから、弾みをつける事業にしたいともしている。

人口ピークは20年後

 中原区は、川崎市が政令指定都市に移行した1972年4月1日に誕生。近年はマンション開発などが進み人口が増え、2021年9月1日時点の区の人口は26万4923人で、10年前と比べ3万167人増加した。

 市が4月に発表した将来人口推計では、中原区は市内7区で最も遅い2040年にピークを迎え、28万3700人になると想定している。

住所

神奈川県川崎市中原区

公開日:2021-10-10

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