《e-Sports大会直前》横須賀の高校生たちが繰り広げる熱き青春ドラマとは?

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最近よく耳にする「e-Sports」(イースポーツ)という言葉。「エレクトロニック・スポーツ」の略で、パソコンや家庭用ゲーム機を用いて対戦するゲーム競技のことを指します。格闘技やサッカーなどジャンルは様々。競技人口は世界で1億人以上とも言われており、プロとして活躍する人もいます。

横須賀市では、新たな文化を定着させて地域活性化や競技者育成を目指しており、その一環として全国の高校生を対象とした「YOKOSUKA e-Sports CUP」を開催。10月16日(土)には予選が、11月3日(水・祝)には決勝が、オンライン上で行われます。

今や「文化部」の枠にとどまらない「パソコン部」

そこで向かったのは、e-Sportsに力を入れているという湘南学院高校。日本女子オープンゴルフ選手権で優勝した原英莉花さんやサッカー女子ワールドカップドイツ大会で優勝に貢献した元「なでしこジャパン」の矢野喬子さんらを輩出したスポーツの名門校です。ただ文化部だって負けてはいません。

情報処理スキルは全国クラス

パソコン部部長の石渡空大(3年)さんは、表計算ソフト(Excel)の速度や正確さなどを競う日本情報処理検定の団体で全国3位になったうちの1人。こうした部員たちのスキルが高く評価され、就職活動などの際にはIT人材が喉から手が出るほど欲しい企業の採用担当からのオファーも多く、引く手あまただと言います。

ハイスペックPC無償貸出、行政がバックアップ

横須賀市は2019年12月、IT企業4社の協力で高性能パソコンやゲーミングチェアなどを市内の高校に3年間、無償で貸し出す取り組みをスタート。官民協働で行う学校支援はこの時点では全国初でした。

2021年10月現在、湘南学院高校のほか、三浦学苑高校、海洋科学高校、横須賀高校、横須賀工業高校、横須賀総合高校、高等工科学校、津久井浜高校の市内13校のうち8校がe-Sportsを導入。行政が部活動の設立を後押しし、競技者を育成することで、大会の誘致やイベント開催が出来るような環境づくりをしています。

目指すはもちろん“高校No.1”

「行け!行け!」「惜しい!ドンマイ!」「ナイス~!」。放課後、教室内に響き渡る部員たちの声。ヘッドフォンを装着して真剣な表情でパソコン画面に向かう姿がありました。学校ではグループに分かれて白熱したプレーを展開。勝敗の原因について反省会も開きます。家に帰っても動画投稿サイト「You Tube」でゲーム実況を見るなどして、主体的に情報収集に努めています。

湘南学院高校パソコン部は、他校との交流などを目的に、2021年3月からe-Sportsを本格導入。「学校では教員が、家庭では保護者が、ゲーム時間などを見守るよう心掛けています」と顧問の鰐川浩志教諭。ゲーム依存症予防の研修を受け、部活動で占めるe-Sportsの割合を1時間半に設定するといったルールづくりも徹底しているそうです。

部員の井澤翔麻くん(3年)は「みんなの立ち回り方やいつ戦闘開始するのかなど、大会に向けて意見を出し合っている最中。『こう仕掛けられたら、こう切り返す』みたいなテンプレート(パターン)を増やすことが重要なんです」と語り、松堂沙世さん(3年)は「こうして戦略を練ったり、男女関係なく喜びを共有し合あえることは、他のスポーツでは味わえない」と競技の魅力を教えてくれました。

オンライン開催のため、プレーする場所の制限はないですが、部員たちは「目指すはもちろん優勝!そのためには、みんなのコンディションや空気を読み、チーム一丸とならなければならない」と学校に集まって大会に挑むと言います。

奥深い頭脳戦。勝ちにこだわる姿勢。好きなことに全力で情熱を注ぐ部員たちの背中は、まさに青春そのものでした。

大会詳細・生配信

今大会には38チームがエントリー。ゲーム名は『VALORANT』(ヴァロラント)。5対5で対戦する競技性の高いタクティカルシューター。「エージェント」(キャラクター)固有の特殊能力を組み合わせた銃撃戦が特徴で、プレイヤーの戦略的選択や柔軟なアイデアが勝敗の鍵を握ります。入賞者には、大手企業から豪華賞品も贈呈されます。

①Twitch横須賀市eスポーツアカウント

https://www.twitch.tv/yokosukaesports

②横須賀市公式You Tubeチャンネル

予選(10月16日)https://youtu.be/mPFF8uesy5E

決勝(11月3日)https://youtu.be/sMWUD2HIUNY

開催日

2021年10月16日(土)
予選

2021年11月3日(水)
決勝

住所

神奈川県横須賀市

公開日:2021-10-13

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