がん患者さんや難病患者さんの「最期まで自分らしく生きる」を支える、シェアハウス型ホスピス住宅「ファミリー・ホスピス鴨宮ハウス(小田原市)」。
「おうちが病院。おうちに帰ろう。家族と一緒に自宅療養」を理念とするファミリー・ホスピス株式会社が2014年、日本で初めての「シェアハウス型ホスピス住宅」をここ、鴨宮に開設。2021年11月には神奈川県内で8件目の「本牧ハウス」がオープン、超高齢社会を迎える今後も社会からさらに必要とされるホスピスのお仕事について、ホーム長の菊地基さんに話を聞きました。
仕事内容について
訪問介護「ファミリー・ホスピス小田原」に所属していただきながら、サービス付き高齢者住宅の「ファミリー・ホスピス鴨宮ハウス」にお住まいの方のお掃除や身の回りのお世話など、ホスピス住宅内の訪問介護事業所における介護業務全般にあたっていただきます。
- ホスピス内に訪問看護も併設され、看護師が常時複数いるので、医療的に困ったことはすぐに看護師に相談できるため、安心して働ける環境です。
職場の年齢構成、男女比は?
自宅療養を家族と支える専門職チーム(看護師、療法士、介護士、調理師、事務員)で構成されています。鴨宮ハウスには全職種、非常勤等あわせては30~60代の34名が働いています。女性が約8割、地元の方が多く、自転車や車で通勤されている方がほとんどです。
ホスピスで働くということ
一般的な高齢者施設では医療的ケアが難しいがん患者さんや難病患者さんなどの専門的な介助が学べます。看護師とペアを組んで、ご入居者やご家族のお話を聞きながら、最期まで、お一人おひとりのご希望に沿ったケアを行います。
- ホスピスの介護職というとハードルが高いと感じるかもしれませんが、がんや難病の患者さんは意思表示ができる方が多く、マンツーマンのケアが基本なので、他ではないような、関係性が築けると思います。
例えば、「今日はこの方のお風呂」という時は、約1時間の入浴時間で、体を洗ったりふいたりしながら、冗談話が出ることもありますし、ご利用者さんから様々なエピソードが出てきたりするんですね。そういうお話が介護者にとっては学びの場でもあり、今後の糧にもなります。とても貴重な「出会い」ができると思います。
「コミュニケーション」が得意な方はぜひ!
ご入居者、ご家族、専門職チーム、みんながこの建物でひとつのコミュニティとなって、新しい暮らしを作り上げていきますので、「コミュニケーションが円滑に進められる方」におすすめの職場です。
- 経験があまりない方、資格取り立ての方でもやる気があればたくさんのことが吸収できます。少しでも興味がある方はぜひお問い合わせください。