正月用のしめ縄作りが12月2日、川崎区の桜本2丁目町内会館で行われた。同町内会婦人部が主催。しめ縄づくりの師匠・荒川美津三さん(92歳)が町内会会員である縁で約15年前から毎年この時期に取り組む恒例行事となっている。
参加者は、荒川さんのアドバイスを受けながら、わらを水に濡らしたり、木槌でたたいたりして稲わらを編む作業に取り組んだ。小泉茂造町会長は「しめ縄を作ると、いよいよ新しい年を迎えるという気持ちになる。来年は新型コロナが収束し、いい年になれば」と語った。完成したしめ縄は、28日から参加者の自宅や町内会館に取り付けられるという。
この日は同町会青年会によるもちつきも行われた。町内会隣接の路地に臼ときねを設置し、約10キログラムのもち米を用意。きねを手に力いっぱいつく人の姿や、大人と子どもが一緒にもちをつく和やかな光景が見られた。