地域の健康と交流目的
横浜新橋郵便局隣りの「憩いのまほろば」で、毎月第1・3火曜日の午前中に住民が一斉にラジオ体操を行う「ぴんころラジオ体操」が2月15日から始まった。新橋地域ケアプラザによる地域活動の担い手育成講座「しんばし未来研究所」から生まれたアイデア。
昨年11月から今年2月にかけて開かれた「しんばし未来研究所」は、地域デビューを応援するための全6回の講座。その中で地域の広場である「憩いのまほろば」の有効活用を望む声と健康維持の活動をしたいという声があったことから、その両立が出来るラジオ体操を実施することになった。
「ぴんころラジオ体操」の名称は長野県佐久市の長寿地蔵尊の複製、通称「ぴんころ地蔵」が広場の近くにあるのが由来。開催決定から当日まで10日ほどしか時間はなかったが、地区の民生委員らが中心となって近所に声を掛けて開催を周知した。
午前10時。横浜市認定歴史的建造物の中丸家長屋門前の憩いのまほろばに、運動しやすい服装に身を包んだ高齢者が続々と集まってきた。ラジカセから流れてくる音楽に合わせて体を動かすうちに、参加者からは「あったまるね」「やってみたら振付を思い出せた」といった声が上がった。
一つのステップに
しんばし未来研究所の受講者で開催を提案した小谷恵子さんは「ラジオ体操が目的ではなく、この場でのつながりから、町内での行事参加へのステップになれば」と話した。もう一人の受講者、戸谷真理さんはのど飴を配布するなど参加者と積極的に交流。「バス停やコンビニも近く立地も良いので多くの人が参加してくれれば」と期待した。次回は3月1日(火)午前10時から。雨天中止。
詳細は新橋地域ケアプラザ【電話】045・813・3877へ。