<車いすで箱根旅レポ!>湯本から大涌谷、芦ノ湖の大自然を満喫するゴールデンコースを巡ってみた ~ユニバーサルツーリズム~

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<車いすで箱根旅レポ!>湯本から大涌谷、芦ノ湖の大自然を満喫するゴールデンコースを巡ってみた ~ユニバーサルツーリズム~

大自然に囲まれた温泉地として、世界中から愛されている箱根。緑の中をスイッチバックしながら走る登山電車に噴煙が上がる大涌谷、カルデラ湖の芦ノ湖など、唯一無二の旅が楽しめます。

そんな国際観光都市、箱根で注目され始めているのが「ユニバーサルツーリズム」。高齢や障がい等の有無にかかわらず、誰もが気兼ねなく参加できる旅行のことです。箱根町、箱根DMO(箱根町観光協会)、箱根町社会福祉協議会が協力して進めているプロジェクトで、箱根の山々にバリアフリーが広がっています

それではどんな旅が楽しめるのでしょうか?実際に車いすで、箱根ゴールデンコースを日帰りで周遊してみました!行き先、利用する交通機関、すべてノーアポイントで、普段の箱根をレポートします。

<目次>

【9:25】箱根湯本駅を出発!のんびりと、車窓の景色を楽しもう
【10:01】強羅駅に到着 乗り換えもスムーズです
【10:09】早雲山駅到着 サポートなしで降車可能!?
【10:40】早雲山駅出発 ロープウェイで大涌谷へ
【10:48】大涌谷駅到着 大自然の迫力がここに
【11:50】大涌谷駅出発 芦ノ湖を空中散歩
【12:12】桃源台駅到着 エヴァンゲリオン「新第3東京市駅」!?
【13:10】桃源台港出発 海賊船で優雅に芦ノ湖遊覧
【13:35】箱根町港到着 スイーツ三昧♪
【14:50】箱根町港から帰路につく
【16:30】箱根湯本駅到着 楽しかった~

左から山本泰子さん、武藤晴美さんと長男の煌大さん、笹川満寿美さん

一緒に旅をしてくれたのは、20年ほど車いすを利用している武藤晴美さんと幼馴染みの山本泰子さん、笹川満寿美さん。そして、春休みということで参加してくれた武藤さんの長男、中学3年生の煌大さんです。

小田急箱根フリーパスを購入し、いざ、出発!

小田急箱根フリーパス おとな5,000円 こども1,000円

箱根登山電車、箱根登山ケーブルカー、箱根ロープウェイ、箱根観光船(海賊船)、箱根登山バス(指定区間)、小田急ハイウエイバス(指定区間)、東海バス(指定区間)、観光施設めぐりバス(箱根登山バス)/2日間乗り放題

渡し板を設置して、乗車も安全にサポート

箱根登山電車に乗ろうとホームに降りていくと…。駅員さんがやって来て、電車とホームとの段差に渡し板を設置、安全に乗車できるようにサポートしてくれました。

  • ポイント

改札口で「〇時〇分の電車に乗ります」と伝えると、駅員さんが発車時間の数分前に来てくれて、乗車をサポートしてくれます

社内も広々♪車いす用のスペースと手すりもあるので、安全ですね。

箱根湯本から強羅へ向かう箱根登山電車は、スイッチバックを繰り返しながらグングン山を登っていきます。標高差は444mで、スイスのアルプスの絶景を走る登山電車「レーティッシュ鉄道」と姉妹提携をしています。

ガタン、ゴトン…。のんびりと、窓から望む緑もきれいです。春は山桜、そして新緑に紫陽花、秋になると紅葉…。四季折々の景色が楽しめます。

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待っていた駅員さんのサポートで後ろ向きで降車

登山電車に揺られること40分弱。終点の強羅駅に到着しました。駅に到着すると、駅員さんがドアの外で待っていてくれていました。箱根湯本駅から事前に「〇号車に車いすのお客さまが乗車しています」という連絡が入っているのです。

  • ポイント

乗車駅で行先を伝えると、降車駅で駅員さんが待っていてくれます

隣接する箱根登山ケーブルカーのホームへ移動します

箱根登山ケーブルカーへの乗り換え時間はたった4分でしたが、駅員さんの誘導でスムーズに乗り換えることができました。

強羅駅での箱根登山ケーブルカーへの乗車は、ホームに勾配があるので渡し板が少し不安定とのこと。そのため、駅員さんが2人で車いすをしっかり支えてくれます

強羅駅から早雲山駅までの標高差は216m。180m/kmの急勾配を、力強く登っていきます。

箱根ゴールデンコース

さてさて、ここで箱根ゴールデンコースの説明をします。

箱根湯本から強羅、大涌谷、芦ノ湖を、箱根ならではの登山電車、ケーブルカー、ロープウェイ、観光船を利用して目指すコースです。今回は日帰り旅ですが、旅館やホテルに宿泊して温泉で癒されたり、美術館巡りを楽しむのもおすすめです。

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早雲山駅に到着すると、強羅駅同様に駅員さんがドアの外で待っていてくれました。が、ここはサポートなしですんなり降りれちゃうんです!

車いすで乗降できるバリアフリー設計のホーム

急な勾配に沿ってホームがつくられていますが、なんと、一番後ろのドアだけ、ぴったりホームにくっついているではありませんか。

標高757mの展望テラスからは、箱根の山並みが望めます

2020年7月にリニューアルされた早雲山駅。駅舎2階には展望テラスや足湯、ショップやラウンジなどがある「cu-mo箱根(クーモ箱根)」が新設されました。

さっそく展望テラスへ。箱根の山並みが望めます。う~ん、良い空気♪

おやおや、武藤さんと煌大さん、親子で仲良くお買い物を楽しんでいる様子♪

笹川さんは伝統工芸品の箱根寄木細工を選んでいる様子です。イヤリングや名刺入れなど、小物も充実。ショップはまるで、美術館のようですね。

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展望とお買い物を楽しんだら、いよいよ箱根ロープウェイで大涌谷へ。「空中散歩」にテンションが上がります。

ロープウェイは車いすに乗ったまま乗車できます。

目の前に、大涌谷が近づいてきました…。眼下には噴煙が!!地球の鼓動が聴こえてくるかのような、大自然の迫力にドキドキワクワクしますね。

大涌谷へは自動車でも行くことができますが、噴気地帯を空から見ることができるのは、ロープウェイならではです。

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箱根ロープウェイの乗降車も、駅員のサポートでスムーズです。ゆっくり焦らずに、安全に…。ドアとホームの隙間がほぼないので安心ですね。

噴煙を背に記念写真。大涌谷くろたまご館前には、巨大な黒たまごが

ついに、やって来ました!!大涌谷!立ち込める噴煙、硫黄の匂い…。駅舎構内も大涌谷園地内も売店内も、すべてエレベータやスロープが完備されているので、段差を気にせず安全に観光ができます。

大涌谷と言えば名物・黒たまご!生卵を温泉池でゆでると、地熱と火山ガスの化学反応で黒い殻のゆで卵に。温泉成分により、1つ食べると寿命が7年延びるとの伝説があるのだとか。

大涌谷くろたまご館の売店で黒たまごを購入すると、館内のレストランの中でゆっくり座って黒たまごを食べることができます。店員さんの誘導で窓際の席へ。テーブルには殻入れが設置されていました。

黒たまご 5個入り 500円

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再び、箱根ロープウェイに乗って、芦ノ湖へ向かいます。段差なく、スムーズに乗車できます。

芦ノ湖が見えてきました!上から見ると、芦ノ湖が火山によって誕生したカルデラ湖だということが良くわかります。

雲がなければ富士山の絶景が眺望できるのですが、この日は残念…。また来た時のお楽しみですね。

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ロープウェイを降りて駅構内に進むと…。エヴァンゲリオンの初号機を発見!

箱根は世界中で大人気のアニメ「エヴァンゲリオン」の第3新東京市駅の舞台でもあることから、2020年に桃源台駅の副駅名が「第3新東京市駅」になりました。

エレベーターは「特務機関NERV」のゲートのようです。こりゃ、ファンにはたまりませんね!

お昼は駅構舎内にある桃源台ビューレストランへ。芦ノ湖を眺めながら、富士箱根高原の地元食材を使ったこだわり料理を楽しめます。

ロープウェイからレストランに至るまで、すべてバリアフリー。席の間隔にも余裕があるので、車いすに乗ったまま席に着くことができます。

武藤さんは一番人気のふわとろオムライス、煌大さんは特選豚のカツカレーとソーセージを注文。美味しそう♪

ふわっふわな卵に濃厚なデミグラスソースがかかったオムライス。ボリュームも満点です♪

ふわとろオムライス 1,232円

特選豚のカツカレー 1,331円

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お腹も満たされたところで、芦ノ湖遊覧へ。桃源台駅舎の目の前には桃源台港があります。ここから海賊船と呼ばれている箱根観光船に乗って、約10km対岸の箱根町港へ。芦ノ湖の水面は標高720m。日本有数の避暑地です。

一番新しい観光船「クイーン芦ノ湖」に乗船。まるで、絵本の世界に入り込んだかのような雰囲気ですね。

ほかにも、ビクトリー号やバーサ号など、さまざまな世界観を持つ観光船が運航しています。

乗船は、言うまでもなくスムーズです。

ひじ掛けが上がる仕組みに

船内の座席はひじ掛けが上がるので、車いすからのスライド移動が可能なんです!!武藤さんは「車いすから一度降りて座り直さなくても、腰をスライドさせて座席に座れるので、介助の必要がありません。バリアフリーを考えて設計されていますね」と感心していました。

船員の小林さんが船内を案内してくれました

船員の小林さんに聞いてみると、武藤さんの予想は的中。このように、座席のひじ掛けを上げて、車いすから座席に移動しやすいように設計されています。

  • ポイント

箱根観光船の座席はバリアフリー設計

クイーン芦ノ湖の特別船室!豪華ですね。座席もふかふかです。

王座!?でしょうか。インスタグラムに上げたくなりますね♪

  • 特別客室は別途料金が必要です

エレベーターでデッキに上がると、湖面の風が気持ち良いです♪

古来から芦ノ湖の守護神・九頭龍大神が祀られている、九頭龍神社が見えてきました。

デッキにも、船内と同じようにひじ掛けが上がる座席が設置されています。

豪華な内装のクイーン芦ノ湖。階段も素敵です。

客室からデッキ、売店まで、すべてエレベーターを使えるので、自由に船内を行き来できます。

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箱根観光船で25分。対岸の箱根町港に到着しました。ここは「箱根関所」の玄関口。お食事処やお土産屋さんが充実しています。

箱根町港に佇む「茶屋本陣 畔屋」へ。2階のレストラン「cafe KOMON ​湖紋」では、芦ノ湖を行きかう観光船を眺めながらゆったりとランチや甘味を楽しめます。天気が良いと富士山が望めます。

七輪でお団子を焼いて、のんびりと

名物の七福だんごを注文すると、テーブルに七輪が運ばれてきました。抹茶や桜・よもぎなど7種類のお団子を、自分好みの焼き加減でいただきます。

七福だんご 1650円

芦ノ湖を眺めながら、スイーツを囲んで会話も弾みます

ほかにも、濃厚抹茶のバスク風チーズケーキや自家製ほうじ茶ブリュレ、特製ほうじ茶あずきパンケーキなど、和スイーツが充実。会話も弾みますね♪みなさん、時間を忘れてくつろいでいます。

店内はゆ~ったりとした空間で、もちろんバリアフリー。車いすのまま席につけます

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お世話になった小田急箱根フリーパス

こころもお腹も満たされて・・・。楽しい時間はあっと言う間でしたが、そろそろ帰路につくことにします。

小田急箱根フリーパスにもスタンプがいっぱい。2日間有効なので、次回は温泉宿に宿泊したいですね~。

強羅駅で箱根登山電車に乗り換え

駅員さんの誘導とサポートで、帰り道もスムーズです。

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箱根町港から1時間40分ほどで、麓の箱根湯本駅に帰って来ました

車いすで行く箱根ゴールデンコース日帰り旅、いかがでしたでしょうか。「車いすだから行くことができない」「車いすだから不便を感じる」ことは一切なく、みんなで一緒にワイワイと、誰でも観光を満喫できる印象です。

駅舎構内や観光地、食事処などのバリアフリー化は当然のことながら、駅員さんや店員さんの何気ない声掛けや気配りも自然で、「こころのバリアフリー」を感じました。さすが、世界の箱根!

箱根DMOと箱根町社会福祉協議会では、「車いすで巡る箱根旅 観光MAP」を作成しました。また、地元の観光事業者さん向けにユニバーサルツーリズム推進の教育チャンネルを制作。こちらもぜひ、旅の参考にしてみてください!

【デジタル版】完成!車いすで巡る箱根観光MAP

以下クリックでMAP閲覧&印刷設定できます!

はこね社協チャンネルYouTube ふくし教育×観光 ~車いす編~

はこね社協チャンネルYouTube ふくし教育×観光 ~乗り物編~

箱根観光情報は「箱根全山」バナーをクリック!

 

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住所

神奈川県足柄下郡箱根町湯本256

問い合わせ

箱根DMO(一般財団法人箱根町観光協会)

電話

0460-85-5443

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公開日:2022-04-22

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