授業で協力を受けた農園に感謝を示す「つるのおんがえしプロジェクト」として、鶴嶺小学校の3年6組(昨年度)が3月23日、市内トマト農家の金子農園の自動販売機(鶴嶺中体育館そば)に飾り付けを行いました。
同クラスは、総合学習で大豆を育てる際に農地を借りたり、社会科の授業では同農園の写真や動画を見て、トマトの育て方や仕事内容を学みました。そうした協力に恩返ししようと、児童たちは同農園を訪れて自販機の装飾に取り組みました。
プロジェクトでは、児童一人一人がトマトのマスコットキャラクターを考え、35種類の「トマトの妖精」を完成させました。中には、トマトの受粉を行うハチをモチーフにしたキャラクターを作るなど学びが生かされています。
お金を入れて扉を開けると、商品の購入とともに「妖精たちに会える」仕組みです。実施期間は6月末までの予定。
同クラスの担任だった船木章吾教諭は「自分たちで考えて作ったキャラクターや看板に喜んでいる金子さんの様子が、児童にはうれしかったようです」とコメント。
同農園の金子恵子さんは「クラスの35人全員が一生懸命作ってくれた作品は、それぞれデザインが違っていて、よく考えられているなと感動しました」と話しました。