featureBanner
NEW

社員が続々と湘南・茅ヶ崎に移住!サザンビーチから生まれる新たな働き方<株式会社ZENKIGEN 保戸塚さん、田中さん、山本さん>

シェアする

2017年に創業した株式会社ZENKIGEN。採用DXサービス「harutaka(ハルタカ)」や1on1改善サポートAI 「revii(リービー)」など、AI技術を駆使して社会に様々な価値を提供しています。そんな次代を切り開くITスタートアップ企業が2020年10月、茅ヶ崎にサテライトオフィスを設立。約1年半が経った今、社員が続々と移住してきているといいます。新進気鋭のITスタートアップで起きているワークスタイルの変化についてお話を伺うことができました。

保戸塚 勇(ほとづか・いさむ)さん(写真左) 横浜市在住
株式会社ZENKIGEN第一号社員。Next Work Style推進室の室長として組織・社員の働き方作りを担当。サザンビーチオフィス設立・運営の中心メンバー。

田中 萌子(たなか・もえこ)さん(写真右) 東京都在住
株式会社ZENKIGENコーポレート本部で社内外への企業PRを担当。都内のご自宅、大手町にある本社、サザンビーチオフィスを行き来し、環境の違いを楽しみながら働いている。

山本 和果(やまもと・のどか)さん(写真中央) 茅ヶ崎市在住
大阪府出身。2022年4月に新卒で株式会社ZENKIGENに入社し、同時に茅ヶ崎へ移住。サザンビーチオフィスで働きながら、早くも茅ヶ崎のまちに馴染んでいる。

その日に働く場所を自分で選べる。ZENKIGENのサザンビーチオフィス

「何か新しいことをやろうとする時に終日行う会議のことを“合宿”と呼んでいるのですが、自然の中に身を置くと素直な意見が出てくる。広い海を見下ろせる非日常感がクリエイティブな発想をするには最適ですし、このオフィスができたことで“合宿”の機会が格段に増えました」

このように話してくれたのは、サザンビーチオフィス(以下、SBO)の設立に携わった保戸塚さん。当時、本社の東京・大手町オフィス拡張を考えていた最中にコロナ禍に突入。そこで浮上したのがビジネスの拠点として魅力がある東京本社は残しつつ、開放感のある茅ヶ崎にサテライトオフィスを作るという選択でした。

SBOの狙いは3つあると保戸塚さんは語ります。
「1つ目は社内コミュニケーションの活性化です。SBOには大きなキッチンがあり飲食もできる。社員同士の気軽な交流の場として大いに活用してほしいと思っています。2つ目は社員の健康増進です。自宅でリモートワークをしていると、家に閉じこもりがちになって運動不足になったり、いつも同じような食事をして栄養が偏るなど、不健全な生活になることが多い。SBOに出社することで身体を動かすきっかけになりますし、茅ヶ崎では新鮮な食材を手に入れられる機会も多いので、心身の健康を整えられます。3つ目は働く場所を選択可能にすること。ここが一番の目的で、その日のコンディションや考え方、やるべきことを踏まえて自宅、大手町、茅ヶ崎からオフィスを選べるワークスタイルを作っています。茅ヶ崎が東京に1時間程度で行ける距離にあることも一つのポイントですね」

SBOのキッチンと開放感のあるオフィス

ITを駆使する企業でありながら社員同士のリアルなコミュニケーションを非常に大事にしているZENKIGEN。その意図を伺うと「テクノロジーを扱う会社であるがゆえかもしれません」との答えが。
「オンラインでは用事がないとコミュニケーションが発生しない。これがデメリットの一つだと思います。でも新しいアイデアが浮かぶきっかけは、例えばオフィス内で突発的に発生するオフタイムコミュニケーションの中に隠れていることも多い。だからこそ社員同士が空間をともにして気軽に話をできる環境が大事だと考えています」

社内でのSBOの評判は、「来てみると皆『いいですね!』と言ってくれます(笑)。“合宿”は茅ヶ崎でやりたいという声もよく聞きますね。ただ、やはり大手町からの距離はあるので、リピート頻度が上がらないのが課題です。都内在住者などはせっかく行くなら2、3泊して、仕事をしながら昼も夜も茅ヶ崎を楽しみたいという人も多いので、弊社では宿泊費を一部補助する社内制度も整えています」

経営者、市民、学生。多くの人と地域に開かれたサザンビーチオフィスを目指す

スタートアップ界隈で一躍注目を浴びたSBO。茅ヶ崎にオフィスを開設したことを発信した際は、都内の経営者の間でも話題に上がり、問い合わせが殺到したそうです。
「コロナ禍で多くの会社がオフィス縮小を計画する中、茅ヶ崎の海の真ん前にオフィス拡張ですからね(笑)。多くの経営者の方が『ぜひ見に行きたい』と興味を持ってくれました。せっかくビジネスの第一線で活躍する皆さんが集まるのならビジネス的にもプラスになる機会とすべく勉強会を開催。会の後には交流の場を持ち、何度か開催する中でこれまでに200人以上の経営者の皆さんにSBOへお越しいただきました。茅ヶ崎の魅力を市内外へ伝え、ビジネスの拠点設置を検討する機会を創出できたことは一つの成果だったと思います」

SBOは地域に開かれた場所にもなりつつあります。例えばビーチクリーン×ヨガ。茅ヶ崎海岸をきれいにしてからSBOのテラスでヨガを満喫。終了後はヴィーガン料理で参加者同士の懇親会を開き、太陽のもとで身も心も健康になれる一日を提供したそうです。「茅ヶ崎市内でも活躍するヨガインストラクターの先生にプロデュースをお願いし、春、秋の年2回開催しました。弊社社員や一般の方を合わせて各回20人ほどの方が参加してくださったのですが、先生はインスタグラムで10,000人近くのフォロワーさんがいらっしゃる方で、中にはなんと名古屋や埼玉など遠方からわざわざ茅ヶ崎に来てくださった方もいました」

ZENKIGEN公式noteより引用:https://note.com/zenkigen/n/ncd55a8cb9f1f

社員の5分の1が湘南に移住!人の動きを生み出すサザンビーチオフィス

設立から約1年半が経ったSBO。狙い通りに働き方は変わったのでしょうか?
「働く場所を選択可能にするという目的はしっかり果たせています。また、想像以上の変化も生まれています」
想像以上の変化とは?気になって聞いてみると「実は、SBO開設以降の1年半ほどで、16組もの社員が、茅ヶ崎を含めた湘南地域に移住してきてくれました。今年入社した新卒社員5名のうち4名が茅ヶ崎を住居として選んでくれたのも驚きですし、普通ではなかなか気軽に引越しができない家庭を持つ社員も、すでに何組も引っ越してきてくれています。このような動きを見ると、コロナ禍でどこにいても仕事ができるという世の中になってきたことで、やはり人間は、働く場所に合わせて便利だけど窮屈な場所よりも、開放的で人間らしい生活を送れる場所で、仕事も生活も充実して暮らしたいという潜在的な欲求があるんだなということをあらためて感じましたね」

現在、ZENKIGENの社員は約80名。そのうちの16組となると、実に5分の1の方が移住したことに。「都心エリアから移住した社員が多くて、湘南に来たことで不便になっている部分もあると思うのですが、移住して後悔したという声は聞いたことがないですね」

SBOの効果はこんなところにも。「茅ヶ崎に拠点があることを魅力に感じて弊社に入社した方が3名いらっしゃいます。オフィスを設けた当初から、湘南でサーフィンや地域交流など暮らしを楽しみ、かつビジネスにも一生懸命な方を採用したいと考えていましたが、それが実現。SBOは弊社の人材採用にも寄与しています」

「豊かな暮らし」を求めて、就職を機に茅ヶ崎へ移住

さて、ここからはZENKIGENへの入社を機に茅ヶ崎に移住した山本さんにお話を伺います。
最初に、茅ヶ崎に住むことを決めた理由を聞いてみると「ビルが立ち並んで人々が行き急いでいるような場所ではなく、空が広くて窮屈さを感じない場所に住みたいというのが第一にありました。物件も太陽の光が差し込む明るい部屋を選ぶようにして、費用面とも相談しながら豊かな暮らしを求めた結果、自分の理想に一番近かったのが茅ヶ崎でした」

何より山本さんが気に入ったのが、人の温かさだといいます。「全員が知り合いというようなウェットな関係ではなく、適度な距離感の中で気軽なコミュニケーションが生まれる。例えばお店に行くと『また来たね!』と声をかけてくれるとか。日常の中で人の温かみを感じられるのがすごく素敵だなと思います」

続けて「茅ヶ崎はまちの北側と南側とで雰囲気が変わりますね。この間はタクシーの運転手さんが東海道線の線路を指して『北と南を分けるこの線路は“国境”と呼ばれているんだよ』と教えてくれました(笑)。北は生活感があるお店が多くて、暮らしに便利。逆に南は南国感があって、関西だと和歌山県の白浜のような観光のイメージがあります。まちを南北に行き来していると自分のスイッチが切り替わる感じがあって、それがおもしろいです。本来なら1~2時間の移動でようやく得られるような感覚が、自転車で15分移動するだけでスッと切り替わる。また、仕事においても、自宅、SBO、大手町と3つの拠点があることによってメリハリがつくので、それが充実した生活に繋がっているのかなと思います」

これから社会に出ようとする学生たちの道標になりたい

茅ヶ崎に来て間もないのに、理路整然とまちのことを話してくれる山本さん。茅ヶ崎のことをより知って楽しもうとする彼女に休日の過ごし方を伺うと「カフェ巡りが好きですね。茅ヶ崎は南北ともにカフェが点在していて、それを巡るのが楽しいです。あと、この前は海辺の朝市に行ってみました。どの農家さんにも長い行列ができていてビックリしましたが、私もなんとか新鮮野菜を手に入れることができました」

海辺の朝市。早朝から茅ヶ崎産野菜を求め多くの人が訪れます。

他にはこんなお気に入りの場所も。「『竜泉寺の湯』の岩盤浴が最高です。都内と比べるとお財布にもやさしくて行きやすいですし、一日ゆったりできます。市内にこういうスポットがいくつもあって、プチ旅行のような感覚になれるので息抜きがしやすいですね」

今後の暮らしについてお聞きすると「生活面では、ボランティアやビーチクリーンなどを通じて地域に貢献しながら人々との交流を深めていきたいです。あとはサーフィンも始めてみようかなと思っています。仕事面では自宅とSBO、大手町の3つの拠点をフル活用して、今後新卒で入社する、あるいは入社したいと思ってくれる人たちに、働き方や暮らし方のロールモデルを示すことができたらと思います」

働く人たちが「全機現」できるワークスタイルを

「人の持つ能力を全て発揮する」という意味を持つ禅の言葉「全機現」を社名の由来とするZENKIGEN。最後に、今後推進していきたいことを田中さんに伺いました。

「『テクノロジーを通じて人と企業が全機現できる社会を創出する』。弊社はこのビジョンのもと、大人が最も時間を使う“働く”に直結するHR領域で事業を展開してきました。『人と企業が全機現できる社会』を実現するための手段の一つとして、『新たなワークスタイルの創出』があると捉えています。その中で、SBOを活用した弊社の働き方を一つの事例としてご紹介いただけたり、あるいは他の企業が今後茅ヶ崎にオフィス設立を検討したりするきっかけとなれば嬉しいですね。働き方の多様化が進む中で、弊社のワークスタイルが一つのロールモデルとなることによって、世の中の“働く人”が全機現できる社会に貢献できればと思っています。その実現のために、今後もSBOを活用して、我々自身が全機現している姿を継続的に世に発信していきたいです」

コロナ禍以前からフルフレックスやリモートワークといった働き方を取り入れていたZENKIGEN。ただ、これは社員の多様なライフスタイルを認めるためのもので、社としての具体的な推進施策は提示していませんでした。2017年の創業当時はこういった働き方が世の中に全く浸透しておらず、懐疑的な声も多かったそうですが、コロナ禍により状況は一変。企業は抜本的な働き方の見直しを迫られました。
「適切な言い方かはわかりませんが、人々が全機現できる働き方を追求してきた弊社にとって、コロナ禍は新たなワークスタイルをリードするきっかけとなりました。今後もトップランナーとして新たなワークスタイルを追求し、世の中へ共有していきたいと思っています」

暮らしと仕事が融合する世の中で、茅ヶ崎を拠点に新しい働き方を追求、発信するZENKIGEN。将来、茅ヶ崎が新たなワークスタイルの“聖地”となり、このまちにいくつものビジネス拠点が生まれるかもしれない。そんな可能性を秘めた同社の取り組みに今後も注目です。

information

■株式会社ZENKIGEN
 https://zenkigen.co.jp/

■海辺の朝市
 https://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/nousui_nogyo/1006519/1022398/index.html

あわせて読みたい記事

#ちがすきトップページはこちら

住所

神奈川県茅ヶ崎市

公開日:2022-06-24

関連タグ

同じ特集の記事