議題「地域における健康と福祉」
自治会町内会ができる住民の健康増進に役立つ活動、すでに取り組んでいる福祉活動について、4グループに分かれて議論した。永田地域ケアプラザの菊地克明所長がケアプラザとまちが連携して行った講座などを紹介。参加者からは「活動のヒントになった」などの声が出た。
活動のヒント 起伏に富んだ地形生かす
「坂道が多くて疲れる」などの地元の短所が挙げられる中、菊地所長がそれを逆手に取る講座がケアプラザで行われて好評だったことを報告。理学療法士が指導し、坂道を歩いて健康増進をねらう講座などを紹介した。グラウンドゴルフなどの地域活動が近隣住民との関わりが薄れた一人暮らしの高齢者を地元の輪に入れるきっかけになっていることも分かった。また、大正期の陶芸家・井上良斎が使用していた永田東の登り窯について学ぶ講座などが住民の郷土愛醸成に役立っているとした。「地域活動に参加する顔ぶれがいつも同じ」という課題に対しては、その人たちが新住民らをコミュニティーに迎え入れるなどの気遣いが課題解決につながるとの意見が出された。(参加18人)