潮風スポーツ公園多目的グラウンド(下宮田)に5月23日、6人制女子ラクロス専用ラインが全国で初めて引かれた。指定管理者の㈱スポーツプラザ報徳が整備した。
これまでサッカーやグラウンドゴルフに使われていた運動場がラクロスコートとして利用されめたのは2019年頃から。練習場所の確保に苦慮していた大学生チームなどから徐々に広がりを見せたことを受け、選手支援や競技普及を目指し、同社が環境確保に乗り出した。翌20年にはピンクの10人制女子ラクロス専用ラインを用意。ただ、2028年ロス五輪の追加種目には6人制が候補に挙がっているため36m×70mの紫専用ラインを追加した=写真下。
6月12日と13日には、ラクロス女子日本代表チームが強化練習を行った。7月12日㈫から米国・アラバマ州で開かれる「ワールドゲームズ2022」に向けた調整。
(一社)日本ラクロス協会SIXES女子日本代表ゼネラルマネージャーを務める阿久津直子さんは「今まではサッカーやラグビーなどのラインを使ったり、選手自ら養生テープを貼ったりと、距離感が曖昧なうえに手間が掛かっていた。このような専用コートは貴重で大変助かる」と話した。
世界大会には8カ国が参加。日本勢の初日はチェコ戦。予選を争い、上位2カ国が15日㈮の準決勝に駒を進める。
ラクロスは、網の付いたクロスでボールを奪い合い、相手ゴールへのシュートで得点を競う競技。スピード感と激しい攻防から「地上最速の格闘球技」と呼ばれる。