早朝5時30分頃-、ウグイスや山鳩の鳴き声で目が覚めます。ゆっくりと朝食を済ませて、平瀬川沿いのアジサイの下草刈りとコスモスの移植作業に汗を流します。「おはようございます。ご精がでますね」と声を掛け合うのは、ここ蔵敷の昔からの朝のあいさつです。親水橋への、初山幼稚園の送迎車到着が帰る時間の合図です。
南野川の職場『グループホームさくら』まで車で通う途中、大谷戸橋そばにはセンダンの大木が2本あり、薄紫色の花を咲かせていました。見とれるほどに美しく、まるでご褒美のようでした。20分ほどで到着すると、ホーム利用者さんの夕食と翌日の朝食の下準備に取り掛かるのが日課です。今年はタケノコや夏みかんが豊作でした。手作り味噌の味噌汁は絶品。利用者さんの通所先で収穫した野菜などの地元産食材を、毎日美味しくいただいています。
6月は衣替えの時季ですね。小島功さんの絵の中のカッパさんも、夏の甲羅に衣替えしています。ホームのある南野川や自宅のある菅生は竹林が多く、野鳥の鳴き声が心地よく、住む人は優しくゆったりと時間が流れています。「♪みどり宮前住みよいところ 人が好き好きまちが好き〜♪」=宮前音頭より=(文:理事長/渡邊寛美)