陶器のようにも見えるが、実は紙製。飛び出すような工芸作品「シャドーボックス」の数々が9月29日(木)から10月3日(月)まで、アミューあつぎ5階で展示される。時間は午前10時〜午後7時。
シャドーボックスはヨーロッパ発祥の伝統工芸で、同じ絵柄や形の紙をカッターで切り取り、樹脂などの接着剤で厚みをつけながら、何枚も重ねることで立体感を出してゆく。眺める位置を変えると違った表情に見えるのが面白い。
山口妙子さん(53)は27年前にシンガポールに住んでいた時にデパートでシャドーボックスを購入。現地の教室に通って学び、帰国後に指導の資格を取得し、今は愛甲東の自宅で教えている。
細かい花びらや小さな葉をピンセットを使って重ねるなど、どれも手間暇をかけた逸品。今回は自宅で教える16人の力作やデコパージュ作品など50作を展示する予定。詳しくは代表・山口さん【電話】046・228・1061へ。