中井町役場の南側に広がる水田で、今年も田んぼアートが見ごろを迎えた。色違いの稲を用いて「OKINAWA50」の文字が描かれている=写真(町提供)。
中井町が実施している農作物収穫体験で、参加者が田植えや草取りなどの手入れをしてきた苗が順調に生育した。田んぼアートは、もち米の「喜寿糯」と「緑米」(古代米)で描かれており、色の濃い部分が緑米。アートの周囲には県内で開発されたうるち米の「はるみ」が植えられている。
アートのテーマは毎年、水田管理者と町で相談して決めており、これまでには、新しい元号を描いた「令和」(2019年)や、コロナ禍に耐える人々にエールを送る「命 ガンバロウ」(2020年)などのメッセージが制作されてきた。今年は沖縄の本土復帰50周年にあたることから「戦争が無い平和を祈念して決定した」という。
10月22日(土)に稲刈りが行われる予定で、それまでは万年橋そばの歩道から眺めることができる。