9月13日、茅ヶ崎市立病院を訪れると、発熱外来のプレハブにアーティストのGaku Igarashiさんが壁画アートを施していました。
このプレハブは発熱した体調不良の人が来院した際に診療を行う場所で、8月に同病院本館の改修工事のため設置され、2024年の3月まで使用されるとのことです。
茅ヶ崎市の担当課が「無機質な外観だが、せめてラッピングがあったら癒されるのではないか」と考えていたところ、職員が県内の百貨店でGakuさんの展示会に足を運んだことがきっかけでオファーしたといいます。
当日は、来院した患者や医師、看護師などに描いてほしいものを尋ねるなどコミュニケーションをはかりながら描く場面も見られました。「せっかくなので皆さんと作り上げたかった。病院で働く方や患者さんが病院に来るのが楽しくなればという思いで描きました」とGakuさん。病院担当者は「温かくて優しい、思わずニコッとなるような絵になりうれしい」と話しています。
Gakuさんは幼少期からオーストラリアで過ごし、保育士のキャリアも持っています。
現在は日本で主にアーティスト活動をしながら、アートを取り入れた独自の幼児英語教育やワークショップを実施しています。