画家で絵本作家の舘野（たての）鴻（ひろし）さん（堀西在住）が執筆した絵本『がろあむし』の原画展が、県立秦野ビジターセンター（秦野市堀山下１５１３県立秦野戸川公園内）で２月19日（日）まで開催されています。午前９時から午後４時30分。入館自由。

『がろあむし』は、舘野さんの代名詞とも言える緻密な昆虫画を軸にした絵本。相模原市の相模川沿いにある崖が風化してできたガレ場で、ガロアムシの生態を何年も観察し描いた作品となります。

会場には絵本の原画のほか、ガロアムシや地下世界のムシを紹介したパネル等も展示しています。問い合わせは県立秦野ビジターセンター【電話】︎０４６３・８７・９３００へ。

各地で展示会も

同絵本は、２０２１年10月から翌２月にかけスロバキア共和国の首都ブラチスラバで２年ごとに開催されるブラチスラバ世界絵本原画展に原画４点が出展されており、この巡回展が日本国内で行われています。２月８日（水）から東大阪市民美術センター、４月15日（土）から足利市立美術館、７月８日（土）からうらわ美術館、９月９日（土）から新潟市新津美術館で予定。

また、１月24日（火）まで長野県安曇野市の絵本美術館で「問いかける生きものたち〜舘野鴻作品展」が行われているほか、１月21日（土）から31日（火）まで群馬県高崎市で開催される「たかさき絵本フェスティバル」に同氏の絵本『しでむし』が出展されます。