六角橋地域で実施されている認知症啓発事業「オレンジプロジェクト」の実行委員会がこのほど、「認知症を知ろう介護者編 頑張りすぎない7つの心がけ」と題したポスターを制作し、商店街や地域ケアプラザなどで貼りだされている。
同実行委員会では、2016年から9月21日の世界アルツハイマーデーに合わせたイベントなどを企画してきたが、コロナ禍で開催が困難に。そのため、ポスターを制作し啓発している。今まで「早期発見編」と「コミュニケーション編」を発行した。
第3弾となる「介護者編」は、認知症当事者に向けた発信から、認知症の当事者と関わる人に向けた内容となっている。「頑張りすぎない7つの心がけ」として▽だれかに話そう▽チームを作ろう▽自分の時間を作ろう▽学びの場を持とう▽サービスを活用しよう▽現状を受け入れよう▽介護もいろいろというキーワードともに、イラストが描かれている。過去のポスターに合わせ、統一性のあるデザインとなっている。
同委員会の(株)ココラボの竹見正一さんは「今回は、発信する対象が異なるので、伝える内容や言葉選びを何度も打ち合わせながら、誰でも伝わりやすいように、工夫しました」と振り返り、六角橋商店街連合会の石原孝一会長は「ネットでダウンロードできるので、より多くの人に届けることができれば」と話した。ポスターのダウンロードはこちら