青いベストや帽子を身につけ、のぼりを立てながら地域住民の困りごとを解決しようと作業している人たちがいる–。それが「白幡西町まちふく部会」だ。同会の活動について、代表の伊倉克彦さんに話を聞いた。
同会は2019年発足。20代の若手もいるというが、70代前後の男女を中心に15人ほどで活動を続けてきた。年数を経るうちに地域内で同会の存在が口コミで広がっていき、作業が集中する時は1カ月に約10件、年間でも120件ほどの依頼が舞い込んでくる。対象は白幡西町自治会の会員で、高齢で体を動かしづらい人や専門の業者に頼むのが不安という人からの依頼が多いという。
作業は木の伐採や草刈りが作業内容の大半を占めるというが、買い物のサポートや家の中の掃除などにも幅広く対応している。またメンバーの体力も考慮して、活動は1日2時間まで。
活動について伊倉さんは「人柄の良いメンバーがたくさん集まっていて、依頼者と同じ高齢者だからこそ助け合うというような気持ちで活動しています。喜んでくれた時が何よりのやりがいですね」と話す。また「今後も活動を続けて私たちのことを知ってもらうとともに、若い人にも参加頂けるような会にしていきたい」と展望を語った。